SEO外部施策とは?初心者にもできる9つの対策を具体的に解説

SEO対策にはコンテンツを充実させるなどの内部施策も不可欠ですが、外部施策も重要です。具体的にどのような外部施策を実施できるのか、具体的な方法を9つ紹介します。また、ペナルティになりかねない施策も紹介するので、ぜひ注意をして、よりサスティナブルな対策を実施していきましょう。


SEOにおける外部施策とは


検索順位を上げるための対策として、適度にキーワードを含めた見出しを作る、コンテンツの質を向上するなど、Webサイト運営側が実施できることは多数あります。これらの運営側が自主的にできる対策を内部施策とすれば、外部施策とは運営側が自主的にできないSEO対策です。

外部が何らかのアクションを行い、そのアクションが自社のWebサイトの検索順位を上げることにつながります。SEO対策を実施するときには、内部対策に取り組むのはもちろんのこと、検索順位を上げるように外部に働きかけて外部施策を併用して行っていくことが必要です。

サイト外から評価や被リンクをもらうための対策

外部のWebサイトから高い評価をもらったり、リンク先に指定してもらったりすることで、検索順位を上げることが可能です。つまり、SEOにおける外部施策とは、外部のWebサイトから評価や被リンクをもらうための施策といえるでしょう。

なお、このような外部施策は、外部リンク対策や被リンク対策、バックリンク対策などと呼ばれることがあります。しかし、単に被リンクだけに注目するのではなく、評価にも注目してSEOのための外部施策を進めていくことが必要です。

2022年現在の外部対策の重要性について

Googleなどの検索エンジンでは、検索精度を上げるために、検索順位を決める評価方法を頻繁に変更しています。そのため、正しいと思って実施していたSEO対策が、現在の事情に合致しないことも少なくありません。常に最新のSEO対策の方法を知り、知識をアップデートしておくことが大切です。

2022年時点でのSEOの外部対策としては、次の2点が挙げられます。

他のWebサイトからの被リンク数を増やす
他のWebサイトやユーザーからのサイテーションを獲得する

サイテーションとは、Webサイトの名前や話題が他のWebサイトで言及されることを指します。つまり、被リンクを貼るかどうかに関わらず、他のWebサイトから自社Webサイトについて言及してもらうこと、参考サイトとして紹介してもらうことがサイテーションです。

サイテーションを獲得することで、検索エンジンからWebサイトやユーザーからの評価が高いWebサイトだと判断してもらえます。具体的にどのような外部施策を実施すれば被リンクとサイテーションを獲得できるのかについて、詳しく見ていきましょう。

被リンク獲得を目的とした5つの外部施策


まずは被リンク獲得を目的とした外部施策について見ていきましょう。具体的には次の施策を実施できます。

取材記事を作成する
ニュースや最新情報をまとめた記事を作成する
ダウンロード可能な資料を作成する
良質なサテライトサイトから被リンクを送る
他の運営者にリンクの設置を依頼する

それぞれの外部施策について解説します。

1.取材記事を作成する

特定の企業やサービスを取材し、記事を作成してWebサイトにアップしましょう。取材された企業やサイトは「〇〇(自社サイト名)で取り上げられました」と自社サイトをリンク付きで紹介するため、被リンクを獲得することができます。

取材よりも時間はかかりますが、調査を実施して記事にまとめることもおすすめの外部施策です。特定のテーマに基づいて精度の高い調査を実施し、信頼性の高いデータとしてWebサイトにアップすれば、他のWebサイトが調査結果を引用する可能性があるため被リンク獲得につながります。

また、正確な調査を実施するWebサイトだという評判が高まれば、他の調査や記事も閲覧される機会が増え、さらに被リンクの増加も期待できるでしょう。

2.ニュースや最新情報をまとめた記事を作成する

ニュースや最新情報を知りたいユーザーは多いため、話題性の高いテーマについての信頼性の高い情報をWebサイトに掲載することで、被リンクを獲得しやすくなります。

なお、話題性の高いテーマは、Googleトレンドを利用したり、SNSの「トレンド」や「検索急上昇」と取り上げられているキーワードでチェックしましょう。

3.ダウンロード可能な資料を作成する

業務に役立つマニュアルやテンプレートなどをダウンロード可能な資料として作成し、Webサイト上で公開することも、被リンク獲得につながります。

例えば、季節の挨拶状のテンプレートや、採用面接の際に応募者をチェックするポイントなどをまとめたマニュアルなど、Webサイトの読者が必要としそうな情報をまとめて資料を作成しましょう。

4.良質なサテライトサイトから被リンクを送る

メインのWebサイトとは別に、主にマーケティングを目的としたサテライトサイトを作成し、被リンクを貼ることもできます。

サテライトサイトの閲覧者が多ければ、その分、リンク経由での流入者も増えるでしょう。また、サテライトサイトの信頼性が高まると、メインサイトの信頼性も高まる効果も期待できます。

5.他のサイト運営者にリンクの設置を依頼する

他のサイトの運営者に、「リンクを設置してほしい」と直接依頼することも一つの方法です。相手サイトの被リンクを自社サイトに設置すれば、お互いにメリットを得られます。

普段から取引のある企業や、サービスや業種などに関連性のある企業を選ぶと、より自然な形で被リンクを依頼できるでしょう。

サイテーション獲得を目的とした4つの外部施策


次は、サイテーション獲得を目的とした外部施策について見ていきましょう。主な施策としては次の4つが挙げられます。

サイトやサービスに覚えやすい名前をつける
プロダクトやサービスのレビューを依頼する
SNSを育ててフォロワーの多いアカウントで発言する
Googleビジネスプロフィールに登録する

それぞれの施策を具体的に解説します。

1.サイトやサービスに覚えやすい名前をつける

サイトやサービスの名前が覚えやすいと、認知されやすくなり、サイテーションを獲得しやすくなります。

反対に長すぎるサイト名や他社と被るサービス名などでは、間違った名前でサイテーションを獲得してしまうリスクがあるでしょう。名前が間違っていると検索エンジンからは評価を得られないため、検索順位の向上にはつながりません。

2.プロダクトやサービスのレビューを依頼する

プロダクトやサービスについて、ユーザーやアナリストなどにレビューを書いてもらうように依頼します。

プロダクトやサービスを利用する前にレビューを確認したいと考えるユーザーも多いので、サイテーションの獲得や信頼性の向上にもつながるでしょう。また、レビューを介してユーザーとのコミュニケーションが増え、ファン獲得も期待できます。

3.SNSを育ててフォロワーの多いアカウントで発言する

質の高いコンテンツを作成してSNSで発信すると、SNSのフォロワーを増やすことができます。時間はかかりますが、SNSを育ててWebサイトの情報を発信することでサイテーションを獲得していきましょう。

なお、SNSのアカウント概要欄には、Webサイト名やURL、サイトの概要、関連する商品を記載しておくと、検索エンジンがSNSユーザーの発言を当該サイトのサイテーションとして認識しやすくなります。

4.Googleビジネスプロフィールに登録する

Googleビジネスプロフィールに登録すると、社名や住所、URLなどをGoogleに認知してもらえます。ぜひ会社や店舗の情報を登録しておきましょう。

ペナルティ対象になりかねない間違った外部対策   

不自然な被リンクやリンクの有料購入は、ペナルティの対象となることがあります。ペナルティの対象になると、検索順位の下落やGoogleのインデックスからの削除など、好ましくない結果になることもあるので注意が必要です。

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