SNSでSEO効果を高めることは可能!効果的な運用についても紹介

SNSを使って宣伝することで、特定のページのSEO効果を高めることはできません。しかし、アプローチ次第ではSEO効果を生み、特定のページが上位に表示されることがあります。どのような理由で上位表示されるのか、また、SNSの効果的な運用方法について見ていきましょう。

そもそもSEO効果とは?


SEOとは、検索エンジンで検索したときに上位に表示されることを指します。つまり、「SEO効果がある方法」とは、検索エンジンで上位表示される効果がある方法のことです。

検索エンジンを利用して情報を取得する人は、多くの場合、上位に表示されたウェブサイトしか閲覧しません。どうしても求める情報が得られないという場合を除けば、最初の1ページ目に表示された情報だけをチェックすることが多いでしょう。

SEO効果が高まるように工夫することで、検索上位に表示され、閲覧数を増やすことができます。例えば、Google検索で上位表示を目指すのであれば、Googleが求めているロジックに適うコンテンツを作成することが必要です。ユーザーの求める情報を的確に記載すること、オリジナリティを意識すること、ユーザーが検索しそうなキーワードを含めることなどにより、SEO効果を高めることができるでしょう。

SNSにSEO効果はある?


例えばあるウェブサイトがSNSと連携しただけでは、SEO効果は見込めません。また、ウェブサイトが独自のSNSアカウントを開設したり、そのSNSアカウントのフォロワー数が増えたりしても、それだけではSEO効果は期待できないでしょう。

しかし、SNSを活用して特定のウェブサイトのSEO効果を高めることは可能です。どのような場合にSEO効果を見込めるのか、またどのような方法ではSEO効果を期待できないのか詳しく見ていきましょう。

被リンクによるSEO効果はない

SNSの投稿や異なるウェブサイトで特定のウェブサイトのリンクをつけることを「被リンク」と呼びます。しかし、SNSの投稿に被リンクを設置しても、リンク先のウェブサイトのSEO効果を高めることにはなりません。

これはSNS上でシェアされるリンクには、リンク自体は残したまま、検索エンジンに対してはページの評価を無効にする「nofollow」がつくようになっているためです。しかし、SNSの投稿に被リンクを設置することがまったくSEO的に無意味な行為かというと、そうでもありません。

例えば、SNSの投稿を閲覧した人が被リンクを使ってリンク先のウェブサイトを訪問すれば、ウェブサイトの閲覧数は増え、検索順位に影響を与えることがあります。また、SNSユーザーがSNSだけでなく自身のブログなどで被リンクを設置した場合は、リンク先のSEO効果に影響を及ぼすでしょう。

サイテーションが上がることでSEO効果が見込める

サイテーションとは「引用」や「言及」を意味する言葉です。SEO対策などで使われるときは、「ウェブサイト名やブランド名を異なるウェブサイトやSNSの投稿で記載すること」を意味します。サイテーションは、被リンクとは異なり、リンクを設置するのではなく名前で紹介することが一般的です。

SNSでサイテーションを増やすと、ウェブサイトやブランドの認知度が上昇し、検索数も増え、結果的には検索順位を高める効果が期待できます。つまり、サイテーションが上がることでSEO効果も期待できるでしょう。

ただし、サイテーションが上がるためには、SNSの投稿で対象となるウェブサイトやブランドをポジティブに扱っていることが必要です。例えば、「〇〇を使ったけれども良くなかった」「〇〇はもう行かない」といった内容では、認知度は高められますが、SEO効果にはつながりにくいと考えられます。

バズったときにもSEO効果を見込める

SNSに投稿した内容に被リンクが含まれていても、それ自体はSEO効果に影響を与えません。しかし投稿した内容がバズったときには、ウェブサイトからSNS経由の流入が増え、SEO上での評価が高まることにつながります。

閲覧者の中には自分のブログやウェブサイトでその投稿を紹介する人もいると考えられ、より高いSEO効果が期待できるでしょう。また、ニュースサイトなどでもSNSの投稿や投稿を紹介したブログなどが紹介されれば、さらに大きな効果を見込めます。

SEO効果を高めるSNSの運用方法


SNSは運用方法によっては、SEO効果を高めることが可能です。次の5つの方法を実践し、SEO効果を高めていきましょう。

心をつかむコンテンツをSNSで紹介する
ページ内にソーシャルボタンを設置する
適切なハッシュタグをつける
プロフィール欄にサイトのURLを掲載する
フォロワーを増やす

それぞれの方法について解説します。

心をつかむコンテンツをSNSで紹介する

単にSNSに投稿すれば良いというものではありません。まずは、ユーザーニーズの高い内容であるか確認してから投稿するようにしましょう。例えば、ユーザーが知りたい内容か、あるいは「面白い」「役に立つ」とポジティブに受け止めてもらえる内容なのか精査します。

また、ユーザーニーズの高い内容であっても、ユーザーに響かないコンテンツでは意味がありません。ユーザーが「このコンテンツはクオリティが高い」と判断できるように、誤字や文法的なミスをなくし、言いたいことが伝わるコンテンツを掲載する必要があります。

信頼性の高いコンテンツにすることも有用です。例えば、記載している内容を証拠づける写真や、破綻のないストーリー、その方面に詳しい専門家であることなどを紹介することでも、ユーザーから信用を獲得でき、よりユーザーの心をつかむコンテンツに仕上がります。

ページ内にソーシャルボタンを設置する

優れたコンテンツを作成し、ユーザーも「このコンテンツは面白い、為になる」と判断したとしても、情報を共有する手段がなければユーザーの感動を拡散することはできません。SNSで拡散したいページには、ソーシャルボタンを設置して、ワンクリックで拡散できるようにしておきましょう。

なお、ソーシャルボタンの設置場所に関しては、特にルールはありません。ページの下部に設置することも多いですが、冒頭部分に設置して目立たせることもできます。またコンテンツの内容が多い場合であれば、複数個所に設置することもできるでしょう。あまり多すぎるとユーザーにしつこい印象を与える恐れがありますが、適度に配置し、ユーザーが情報を共有しやすい環境を構築します。

適切なハッシュタグをつける

ハッシュタグも大切なポイントです。適切なハッシュタグをつけると、関連情報を検索するユーザーが投稿を見つけやすくなり、アクセス数を増やすことができます。

商品名そのものをハッシュタグにすることもできますが、商品名を正確に知らないユーザーでも検索できる言葉を含めるとよりSEO効果を期待できるでしょう。例えば、Aという名前のインナーを紹介するコンテンツであれば、「#A」だけでなく「#下着」や「#インナー」、「#涼しい」など一般名称や機能などもハッシュタグにできます。

プロフィール欄にサイトのURLを掲載する

ウェブサイトの流入経路を増やすことは、SEO効果を高める上でも重要なポイントです。SNSアカウントのプロフィール欄にウェブサイトのURLを記載し、興味を持ったユーザーがワンクリックでウェブサイトに遷移できるようにしておきましょう。また、投稿がコピーされる際にウェブサイトのURLもコピーされ、被リンクを増やすことにもつながります。

フォロワーを増やす

SNSのフォロワーを増やすと、拡散力が高まり、SEO効果も上がりやすくなります。例えば、ウェブサイトやブランドと関連のあるユーザーをフォローする、ユーザーが関心を持つコンテンツを作る、コンテンツの質を高めるなどの方法は、いずれも手間がかかる地道な方法ですが、フォロワー拡大に効果的です。次の章で詳しく解説します。

SNSのフォロワーを増やす方法


SNSのフォロワーを増やすことは、SEO効果を高めるためにも不可欠な要素です。フォロワーを増やす主な方法としては、次の3つが挙げられます。

インフルエンサーとの接点を作る
フォローを返す
定期的かつ継続的に投稿する

それぞれの方法について解説します。

インフルエンサーとの接点を作る

フォロワーを増やすためには、インフルエンサーの力を借りることができます。インフルエンサーはすでに多くのフォロワーを有しているため、インフルエンサーとの接点を作ることで、インフルエンサー自身だけでなく、インフルエンサーの向こう側にいるフォロワーとの接点を作ることができるでしょう。

インフルエンサーのフォロワーがコンテンツに対して「面白い」「役に立った」と判断すると、さらに多くのユーザーにコンテンツが届くことになります。

なお、インフルエンサーであれば誰でも良いというわけではありません。SEO効果を高めたいウェブサイトと関連する内容の情報を発信しているインフルエンサーを選ぶことで、より情報が効率的にユーザーに届きます。

また、ポジティブな情報としてコンテンツが拡散されるためにも、炎上しにくいインフルエンサーを選ぶことが大切です。注目を集めるためにあえて炎上するような内容を投稿するインフルエンサーもいますが、一時的に注目が高まっても企業やブランドのイメージが失墜し、長期的に見ると良い効果を生まない恐れがあります。

インフルエンサーによってSEO効果を高める方法については、次の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。

フォローを返す

SNSの投稿にフォローがついたときは、こまめに返すことでフォロワーからポジティブな反応をもらえることがあります。

また、フォロワーのプロフィール欄に記載されているブログなどのアカウントにアクセスして、フォローすることもできるでしょう。時間はかかりますが、ブランドや企業のファンを増やすことがSEO効果を高めることにもつながります。

定期的かつ継続的に投稿する

コンテンツの信頼性は、コンテンツの新しさにも影響を受けます。定期的に投稿して常に最新の情報を紹介することも、有用な方法といえるでしょう。

また継続的に投稿することで、フォロワーのアクセスも増えます。すぐに目に見える効果が得られない場合でも、こまめに投稿を繰り返しましょう。

SEO効果を期待できないSNSとは?


SNSでの投稿がすべてSEO効果を高めるわけではありません。次の2つはSEO効果を期待できないSNSです。

ネガティブな話題で注目を集める
ターゲット層に響かない

それぞれについて解説します。

ネガティブな話題で注目を集める

良くない評判で注目を集めても、一時的にウェブサイトの閲覧数が増えるだけです。また、閲覧数は増えても、商品やサービスの購入につながることはないでしょう。ネガティブな話題で注目を集めないように、投稿内容は精査することが必要です。

ターゲット層に響かない

ターゲット層に響かない投稿も、商品やサービスの購入にはつながりません。SEO効果を高める本来の目的は、商品やサービスへの関心を高め、購入に導くことです。ターゲットを意識した投稿をするようにしましょう。

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