【YouTube】TrueViewインストリーム広告とは? 広告費用やバンパー広告との違いを徹底解説します

今やほとんどの人が利用している動画サービスであるYouTube。
そのYouTubeにおいて自社商品やサービスの動画広告出稿を検討している方も多いのではないでしょうか。
今回はその中でもTrueViewインストリーム広告について費用やバンパー広告との違い、メリットなどについて解説していきます。
どの広告に出稿するのか悩んでいる方は、是非参考にしてみてください。

TrueViewインストリーム広告とは?

TrueViewインストリーム広告とは、YouTubeなどの動画サイトやアプリ上で、動画の冒頭や途中に挿入される動画広告を指します。
動画サイトやSNSでは多種多様なインストリーム広告が動画の枠内で表示されるため、人の目に触れやすい広告となっています。

バンパー広告との違いは?

バンパー広告も動画再生前に流れる動画広告なので、TrueViewインストリーム広告と混同されがちです。
違いとしては、バンパー広告は最長6秒のスキップができない広告であるのに対して、TrueViewインストリーム広告は5秒後にスキップ可能か、もしくは15~20秒スキップできない長尺の動画を指します。

バンパー広告はその動画の尺の短さかた広告視聴がユーザーの負担になりにくいメリットがあります。とはいえ、バンパー広告は動画の尺が短いが故に視聴者に与える情報が不十分となりやすき、見込み客の獲得がしにくいというデメリットがあります。

見込み客の獲得や認知度向上のためには、TrueViewインストリーム広告がおすすめです。

インフィード広告との違いは?

インフィード広告もよく混同される広告種ですが、インフィード広告とはInstagramやTwitterなどのタイムラインのコンテンツとコンテンツの間に掲載される広告のことを指します。動画というコンテンツ内に挿入されるTrueViewインストリーム広告とはこの点で大きく異なります。

また、TrueViewインストリーム広告は動画であるのに対して、インフィード広告は静止画である点も違いの1つです。

TrueViewインストリーム広告の種類

TrueViewインストリーム広告には2種類が存在します。
それぞれ特徴や目的が異なるので必ず把握しておきましょう。

TrueViewインストリーム広告の種類①スキッパブル広告

スキッパブル広告とはその名の通りスキップ可能であるインストリーム広告のことで、動画広告再生から5秒が経過すると、ユーザーがボタンを押すことで広告をスキップできます。
広告を視聴し続けるのかどうかをユーザー自身が決めることができるので、ユーザーに与える不快感は比較的小さいです。

しかし、興味がないと5秒後にスキップされてしまうので、スキップされることを想定した構成にし、既に自社商品やサービスに対して興味を持っているユーザーに対して配信するといいでしょう。

TrueViewインストリーム広告の種類②ノンスキッパブル広告

ノンスキッパブル広告はスキップできあに動画広告のことで、最大で15~20秒の動画を配信することができます。
最後まで動画広告を確実に見てもらえますが、一方でユーザーは強制的に視聴させられるためストレスがかかりますし、本来見たい本編動画コンテンツが始まるまでPCやスマートフォンから目を離してしまう可能性もあります。

広告の内容に対してユーザーが興味を抱くような工夫をすることが特に求められる広告と言えるでしょう。

TrueViewインストリーム広告の費用

YouTubeのインストリーム広告費用はスキッパブル広告とノンスキッパブル広告の2種類でそれぞれ変動します。
以下にそれぞれまとめました。

YouTubeのスキッパブル広告費用

スキッパブル広告の料金はCPCV課金制(完全視聴金)を採用しており、動画が30秒以上乃至最後まで視聴された際に料金が発生します。また、ユーザーが広告リンクをクリックした際にも課金されます。

ユーザーが途中でスキップしたり、30秒経過する前に別動画を開いたりアプリを閉じるなどして離脱した場合には課金されません。動画に関心を持つユーザーに対してのみ料金が発生するため、費用対効果が高い広告と言えるでしょう。

YouTubeのノンスキッパブル広告費用

ノンスキッパブル広告の場合には、料金はCPM課金制を採用しており、広告が1000回表示されるごとに料金が発生します。
同じくスキップできないバンパー広告もCPM課金制ですので合わせて確認しておきましょう。

広告の出稿費用はどのように決まる?

YouTubeの広告の出稿費用は、広告を出稿したい企業によるオークション形式で決まります。指定された枠に対して最も高額な上限単価を示した企業が、他社を上回る最低金額でその枠に掲載することができます。
そのため、費用は常に変わる変動制です。目安としては、最低入札単価は2~25円となりますが、人気の枠になるほど単価が上がるので注意してください。

TrueViewインストリーム広告のメリット

それではここからはTrueViewインストリーム広告を採用するメリットについて紹介していきます。

TrueViewインストリーム広告のメリット①費用対効果が高い

特にスキッパブル広告の場合には、広告がスキップされれば課金されることはないので、広告に対して興味のないユーザーに対する無駄な広告費を抑えることができます。
そのため、高い費用対効果を見込むことができるのです。

TrueViewインストリーム広告のメリット②認知拡大に大きく影響する

YouTubeにおいて、インストリーム広告はユーザーが動画コンテンツを視聴している最中に表示されるため、多くの人の目に留まりやすいです。実際に、YouTubeは10代から40代の実に90%が利用しているというデータもあり、多くのユーザーに認知されやすいでしょう。

さらに、株式会社ビデオリサーチの調査では、「若い親子世代が動画視聴の中心となり、男女4-12才で4割以上、男女とも35-49才で3割以上が1週間以内にコネクテッドTV(インターネット動画をテレビで視聴できるツール)で動画視聴している」という結果が出ています。
最近ではYouTubeをテレビで視聴する人が増加傾向にあり、テレビで視聴している際にはスマホやPCでYouTubeを視聴している時と比較して平均視聴時間が長くなる傾向にあり、さらに家族や友人などの複数人での視聴も多くなっています。テレビでの視聴スタイルではテレビ番組と同様の長尺広告でもユーザーのストレスになりにくいため、インストリーム広告は一度に複数人にアプローチできる広告と言えるのです。

TrueViewインストリーム広告のデメリット

それでは反対にデメリットは何があるのでしょうか。
以下にまとめました。

TrueViewインストリーム広告のデメリット①マイナスの印象を与える可能性がある

TrueViewインストリーム広告はユーザーが見たいコンテンツの前や最中に強制的に広告を流すものなので、ユーザーにとってはストレスになりやすく、広告の商品やサービスに対してマイナスの印象を抱かれてしまうリスクもあります。

実際に株式会社ネオマーケティングが行った調査によると、動画広告に対して「嫌い」「どちらかと言えば嫌い」と回答した人が64.2%の結果になりました。
ターゲティングを明確に行い、ユーザーが興味のある内容かつ面白い広告を作成するように工夫する必要があるでしょう。

TrueViewインストリーム広告のデメリット②広告内容の工夫が必要

先ほども触れましたが、広告に興味のないユーザーは広告をスキップすることや見ないことが多いので、広告に対して興味を持ってもらう必要があります。
特にスキッパブル広告の場合には5秒後にスキップされてしまう可能性が高いため、最初の5秒でユーザーに興味を惹くようにする必要があります。
そのため、質の高い広告を制作しなければいけないという点で広告費とは別にコストを計上しておく必要があります。

YouTubeにインストリーム広告を出稿する手順

それでは、YouTubeにインストリーム広告を出稿するにはどうすればいいのでしょうか。
以下に手順をまとめました。

①Google広告にログインしキャンペーンメニューにアクセスする

まずはGoogle広告にログインしましょう。
その後、メニュー内の「キャンペーン」をクリックし、青いマークの「+」ボタンをクリックします。
そして表示されたプルダウンメニューから「+新しいキャンペーンを作成」をクリックします。

②達成したい目標を設定する

続いて出てきた項目の中から、広告で達成したい目標について設定します。
目標は以下の6種類です。

・販売
・見込み顧客の獲得
・ウェブサイトのトラフィック
・商品やブランドの比較検討
・ブランド認知度とリーチ
・アプリのプロモーション

目標を設定しなくともキャンペーンを作成することはできますが、獲得したいコンバージョンによっては広告料金や広告の配信方法が変わるため、明確な目的がある場合にはそちらを選択しましょう。

③キャンペーンタイプを選択する

その後はキャンペーンタイプを選択します。
インストリーム広告の場合には、「動画」を選択してください。
キャンペーンタイプを選択した後は、キャンペーンタイプのサブタイプを設定した後に続行を押します。

以上の全ての設定が完了したら、自動的にYouTube側による広告審査が開始します。
広告審査はおよそ1営業日で終了するため、翌日、もしくは翌々日から問題なければ運用できるようになります。
とはいえ動画広告は作って終わりではありません。
適宜KPIを振り返りつつ、PDCAを回し続けターゲットにより訴求できる動画広告を追及し続けましょう。

【まとめ】TrueView インストリーム広告を有効に使いましょう

いかがだったでしょうか。
この記事では、TrueView インストリーム広告の費用やメリット、出稿方法について解説しました。

TrueView インストリーム広告は正しく活用すれば自社の認知向上・売上アップにつながります。
TrueViewインストリーム広告の影響力を正しく理解し、ターゲットに訴求できる動画広告を作成・運用しましょう!

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