Facebookを利用していると、広告を目にする機会もあるかと思います。30代から50代のアクティブユーザーが多いFacebook広告は特にBtoBの広告配信を考える人も多いのではないでしょうか。このFacebook広告のやり方について、運用方法について解説していきます。
Facebook広告のやり方は?
いざFacebook広告を始めたいと思い立った時、気になるのはやり方ですよね。どうやって始めたらいいのか、Facebook広告のやり方について解説していきます。
新規アカウントの作成
まずFacebook広告のやり方として、Facebookのアカウントを作成しましょう。Facebookのサイトやアプリにて「新規アカウントを作成」から簡単に作成することが可能です。
Facebookページの作成
アカウントを作成した後は、広告を打ち出したい商材やサービスのページを作成する必要があります。アカウントでログインした後、メニューからページタブに入り、「新しいページの作成」を行ってください。ページでは詳細説明など項目を埋めていけば完了です。
ビジネスマネージャアカウントの作成
ビジネスマネージャーとは、Facebookのビジネスページを複数人で管理し、レポート機能を使った効果測定などを行える無料のマネージャーツールです。下記のURLからサイトに移動し、「アカウントを作成する」を押してビジネスマネージャアカウントを作成してください。
https://business.facebook.com/overview
アカウント作成のために必要項目を記入した後は、先述したアカウントと紐付ける必要があります。ビジネスマネージャアカウントにログイン後、メニューの中から「ページ」を選択してください。ページの中に、先程作成した商材のページのURLまたは名前を入力すれば紐付け完了です。
広告アカウントの作成
広告アカウントの作成を行いましょう。ビジネスマネージャーの方でメニューの次に「ビジネス設定」から「広告アカウントの作成」を選択します。新しい広告アカウントを作成するというボタンを選び、広告アカウントの名前を記入しましょう。
広告の作成
広告の作成手順についてです。まずビジネスマネージャーからログインして左上部の「作成」をクリックしましょう。
まずはキャンペーンの作成です。新しいキャンペーンの作成をする場合、まずは購入タイプをプルダウンで選択します。
【1】リーチ&フリーエンシー購入
こちらは事前にキャンペーンを予測して購入するタイプです。商品の認知度向上を狙い、また広告をコントロールすることができます。ターゲットをコントロールできるということは、対象の広告疲れを軽減させることもできます。
【2】オークション購入
こちらは広告のキャンペーン目的を選びつつ、ターゲットの選択など決めさえすれば幅広い運用ができる購入タイプです。
次にキャンペーンの目的を選びましょう。認知や検討、コンバージョンを全部で11項目あるラジオボタンで選ぶことができます。あなたの目的がどれかを選択するのがよいでしょう。
この後「次へ」を選択すると、キャンペーン名や詳細、A/Bテストの有無を選択する項目に遷移します。A/Bテストは、ビジネスマネージャー上でテストすることもできます。キャンペーンの予算の最適化も行えます。より自分の広告を出したい目的を達成するものを選んでいきましょう。
次に、広告セットの設定です。広告セット名を決めた後、広告の予算やターゲットや配置を決めることができます。予算については1日に消費できる予算金額の設定が可能ですが、効果があると見込まれると25%の超過が行われますので注意が必要です。また、ここで注目したいのは「ダイナミッククリエイティブ」をオンにするかどうかです。ダイナミッククリエイティブとは、それぞれのユーザーに合わせてクリエイティブや文言の配置などを最適化するかどうか決めるものです。
広告の設定
次にクリエイティブの設定やトラッキングのやり方をご紹介します。
広告の名前を決め、どこからユーザーが広告に流れてきたのかトラッキングする設定を行い、次に配信したいクリエイティブの設定を行いましょう。
クリエイティブは画像や動画、テキスト、URLなどで作成できますが、なるべく推奨のサイズを守らないとユーザーが流入しないという問題があります。どう配置されるのかプレビューもできますので、ここは注意深く設定を見直して決めていきましょう。
支払い方法の設定
次に支払い方法の設定を行いましょう。ビジネスマネージャーの「ビジネス設定タブ」から「支払い」を選択します。支払い方法はクレジットカード、Paypal、オンライン銀行振り込みから選択が可能です。
ここまで設定が完了したら、Facebook広告では審査を待つだけです。審査では、Facebookの広告規定にあなたの広告が違反していないか、文字数が多くないかなどが見られます。審査は24時間以内に終わるので、審査が完了したらいよいよ広告配信が可能になります。
以上がFacebook広告のやり方ですが、Facebook広告は細かくユーザーへの見せ方や、トラッキングを行うことで、よりパフォーマンスが高い広告配信を行うことができるのが特徴です。設定は細かいですが、一度慣れてしまえば簡単です。基本をおさえて効率的に広告配信を行っていきましょう!
Facebook広告の料金・費用はいくら?個人でも払える額?
Facebook広告の料金・費用についてです。どうしてもSNSの広告配信の料金・費用は高いんじゃないかと思われがちです。実際Facebook広告を見ていると名がある企業などが広告を出しているイメージがありますので、さぞ料金・費用が高めなのだろうと思ってしまいますよね。実際にFacebook広告の料金・費用は100円からスタートできます。これだと個人事業主の方でも十分払える料金・費用だと言えますね。
でも実際に100円という料金・費用でスタートして効果があるのでしょうか?効果が見込めるのは勿論商材やサービス、あなたが出したいと思っている広告がFacebookを利用するユーザーなのかにもよります。ですがいざ始めてみないと効果が分かりづらいのも事実です。大体1日1000円の料金・費用からかけていき、効果があるのかトラッキングをしていくのがおすすめです。1日千円かければ大体月間で3万円の料金・費用です。広告に流入してくるユーザーがいるかどうかを見て進めていくのがよいでしょう。
Facebook広告の領収書の発行方法はこちら!
個人事業主でFacebook広告を利用した場合や、会社に勤めていて広告配信する場合など、費用の領収書が必要になるケースはありますよね。特に個人事業主の方は確定申告の際に費用の領収書が必要になります。
ではここまでご説明したFacebook広告の費用の領収書を発行するのか?領収書発行のやり方について解説します。
領収書を発行するために、Facebookの広告マネージャにログインしましょう。「支払いアクティビティ」に遷移後、領収書が欲しい日付を選びます。日付を選んだ後はダウンロードというボタンが出てきてクリックすると、プルダウンで「すべての取引をダウンロードする」というボタンが出てくるためクリックをしてみましょう。ここでそれを選択することによって、今までの取引の領収書をダウンロードすることができます。
いざ領収書を発行してみて、宛名を変えたい場合もあると思います。領収書の宛名を変更したい場合には、広告マネージャーから「アカウントの編集」を選び、情報の編集を行えば完了できます。領収書入手は個人事業主でも会社で配信をしている場合でも大事です。領収書発行のためのこの手順は覚えておきましょう。
Facebook広告を運用する上での注意点!違反するとアカウント削除・停止も
Facebook広告を試行錯誤しながら運用していたのに、突然アカウントの削除やアカウント停止があった!という例も聞きます。審査を通った後なのに、何故アカウントの削除や、アカウント停止がされてしまうのでしょうか?あなたの広告がアカウントの削除やアカウント停止がされた場合、これだという断言ではきませんが、可能性があるものをあげていきます。
ずばり運用の削除やアカウント停止が考えられる要因はこちらです。
・Facebook広告の利用規約に違反してしまった
・2つ以上のFacebookページを持ってしまった
・セキュリティーに問題があったためアカウント停止をされた
などです。
Facebook広告の利用規約に違反してアカウントの削除やアカウント停止がある場合、想定されるのは成人向けコンテンツを配信してしまった、広告のメッセージに誤解を招くような言葉が含まれていた、などでアカウント停止がされたということです。あなた自身が想定していなくても、少し語弊があるメッセージを広告に含んでしまうと、アカウントの削除やアカウント停止もFacebook側はやむを得ずしてしまうことがあります。
また、Facebook広告では1つの広告主で1つのFacebookページしか許諾されていません。もし2つ以上Facebookページを持った場合には規約違反になりますので注意が必要です。
そして最後のセキュリティ上の問題についてです。例えば、60日以上このFacebook広告のページにログインしなかった、もしくはいつもログインしていた場所ではなく、出張の関係で海外などの遠方から突然ログインした場合において「不正ログイン」が疑われるため、アカウントの削除やアカウント停止がされる事例があります。
一度アカウントが削除やアカウント停止をされた場合、そのアカウントの「クオリティページ」から再度制限中のアカウントの再申請が可能です。ですがもう一度審査されることによって、必ず復活できるかと言えば断言できません。セキュリティポリシーの問題でアカウント停止をしていた場合には復活の可能性がありますが、規約に違反していた場合においては再度アカウントの復活はのぞみ薄です。この場合完全にFacebook広告を再度始めるために、新しいアカウントを作成する方が早いこともあります。
現在の運用状況など鑑みた上で、アカウントの削除やアカウント停止後もFacebook広告を始めたい場合にはそのケースによって再度広告を始めてみましょう。
Facebook広告のターゲティングのコツは?
Facebook広告のやり方でも解説しましたが、Facebook広告は細かくターゲットを選定することができる広告配信です。つまりターゲティングを間違わなければ商材やサービスに合ったターゲット層にアプローチすることができます。
ではFacebok広告を運用する上でのターゲティングのコツは何なのでしょうか?
広告設定でターゲティングを選ぶところがありますが、ここが重要です。例えば女性向けのダイエット商材の広告なのに、20代から60代の男性に配信を選んでしまっても、絶大な効果を発揮しているとはいい難いですよね。
ちゃんと広告を運用していくためには、どんなに素晴らしい広告を作るよりも、効果をだすためにはターゲティングをきちんと考えることが重要です。Facebook広告にはターゲティングを3つの項目から選ぶことができます。
・コアオーディエンス
地域、性別、年齢層など細かく設定ができますが、なるべくターゲットの効果を発揮できるか試してみる意味で、範囲を細かく設定することが重要です。
・カスタムオーディエンス
既存顧客や特定の行動をしたユーザーのターゲティングです。アクションなどから設定できるので、濃いユーザー層へのアプローチが可能です。
・類似オーディエンス
あるオーディエンスと性質が類似するユーザーをターゲットに設定できます。配信する地域なども設定可能です。
商材の広告配信をより強化していくためには、このオーディエンスを選びターゲティングしていくことが重要です。あなたの商材やサービスが合うターゲティングを選ぶことが、効果を発揮できるコツになります。
Facebook広告に消費税がかかる場合とかからない場合の違いをチェック
Facebook広告を運用していて疑問にあがるのは、消費税ですね。当然消費税はかかるだろうと思っている人もいるでしょうが、「Facebookは海外のサービスなんだから消費税はかかからないんじゃないか?」「デジタルのサービスなんだから消費税は関係ないよね?」と思う方も、中にはいるようですね。
基本的に、Facebook広告を運用する上で、消費税はかかります。
Facebook広告は、「国境を超えた電子通信利用役務の提供」として課税対象なのです。なので消費税として納税の対象です。
ただし、消費税を払わなくてもいい課税対象にはならないパターンもあります。消費税が免税になるのは、消費税を抜いた売上の割合が95%以上の場合のみです。
この消費税を抜いた売上のことを「課税売上」と呼びます。これはどうやって計算するのかというと、下記の方式で算出してみてください。
(課税売上高+免税売上高)÷ (課税売上高+免税売上高+非課税売上高)=課税売上割合
免税になる可能性はほとんどの法人企業では少ないと思いますが、消費税がかからないパターンもあることもご案内しました。
Facebook広告は効果がない!?うまくいかない理由は何?
Facebook広告を出してみたが、効果ない!と思っている方もいるでしょう。実際色々なSNSの広告配信があり、いざFacebook広告を配信した後に伸び悩んでしまい、「Facebook広告って効果ないのかも・・・」と悩んでしまう方もいるでしょう。
効果ないかもと悩んだ方向けに、うまくいっていない理由とはどんなものがあるのでしょうか?
例えばですが、
・クリエイティブ画像内のテキストは適切な文字数か
・広告関連度診断は高いか
・正しいターゲティングができているか
など、Facebook広告は効果ないと切り捨てる前に、振り返ってみたいポイントは大まかに3つあります。
まずはクリエイティブ画像のテキストが適切であるかどうか。ユーザーから見たら広告はビジュアルと文字で「ちょっと興味があるかも?」と惹かれたりするものですよね。そのクリエイティブがあまりに文字が多いと、見る気が失せると言われています。大体広告の中で文字がしめる割合は20%が推奨されています。文字が多すぎていないのかチェックが必要です。
広告度関連診断が高いかどうかも重要です。広告度関連診断はFacebookの広告管理画面上から確認が可能です。成果を出すためには、この広告度関連診断でエンゲージメントやコンバージョンがどうなっているのか確認し、現段階で効果が出ていないなら方針を変更する必要があります。広告は出しただけでは決して終わりではありません。効果ないと嘆く前に、関連度診断を見てから打つ手を考えましょう。
最後に正しいターゲティングができているかどうかの把握が必要です。広告度関連診断と同様ですが、現在のターゲティングの範囲が広すぎていないかなどの確認が必要です。Facebookは実名制のSNSなので狭い範囲でもターゲティングできることが特徴の広告配信です。
Facebook広告は効果ないと決めつける前に、一度広告配信の運用を改めてみるのもマーケティングの1つです。PDCAサイクルをまわして、広告配信で成果を出していきましょう!
Facebook広告は代理店に任せるのもおすすめ!
Facebook広告は開始から運用まで法人の代理店がやってくれることもあります。まだSNS広告で知見がない、実際運営しているけど効果ないと思っている方は、一度法人の代理店に話を聞いてみるのもいいのではないでしょうか?
また、自分たちの商材やサービスのマーケティングに悩んでいる方は、一度インフルエンサーマーケティングのことも視野にいれるのも1つです。SNSで活躍するインフルエンサーにあなたの商材やサービスを宣伝してもらう手段もあるのです。もしインフルエンサーマーケティングを考えているなら、こちらの「みんなでPR」もおすすめです。
複数のクリエイターに依頼をしたり、口コミを拡散できたりするので、あなたの商材のPRに貢献することでしょう。一度サイトを見てください。
【まとめ】Facebook広告のやり方・料金・注意点をチェックしよう!予算を抑えたいなら「みんなでPR」がおすすめ
簡単にFacebook広告のやり方について解説をいたしました。料金など安価に始められることや、ターゲティングを絞れるのがFacebook広告の利点です。もし予算をおさえてPRを考えているなら「みんなでPR」のインフルエンサーマーケティングも視野にいれてみてください!