成果報酬型SEOとは? メリットやデメリット、費用相場について詳しく解説

SEOの外注を考えるうえで、「成果報酬型SEOの費用相場はいくら?」「成果報酬型SEOのメリットは何?」と考える方も多いでしょう。

この記事では、そもそも「成果報酬型SEO」とは何かという基本的な説明から、月額固定型と比較したメリット・デメリット、費用相場や成果報酬型SEOの業者を選ぶポイントまでを詳しく解説します。
ぜひSEO対策外注時の参考にしてみてください。

SEO対策のご相談はこちらから

成果報酬型SEOとは

成果報酬型SEOとは、対策キーワードが目標検索順位に到達した時に報酬が発生するSEO対策を指します。
契約条件としては、依頼したキーワードが10位以内にランクインした日からその順位をキープし続けた日数分費用が発生するというケースが多いです。
また、上位表示内においても、1位など特に高い順位には高い料金を設定する業者も多く、SEO業者によっても料金発生時のコスト体型は異なります。

成果報酬型SEOのメリット

それでは、月額固定型と比較すると成果報酬型SEOにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
下記にまとめました。

①無駄な費用を抑えられる

成果報酬型SEOの一番のメリットは、無駄な費用を抑えられる点です。
月額固定型の場合には、たとえ思うような成果が出なくとも毎月固定金額を支払う必要があるため、費用対効果が低くなってしまう可能性もあります。
成果報酬型の場合には、上位表示されないと費用が発生しないために無駄な費用を払う必要がありません。

②導入しやすい

月額固定型は毎月固定額がかかるからこそ、特にSEO対策を考え始めたばかりの初心者にとっては一定の費用がかかるということで導入を躊躇してしまう方もいるでしょう。
成果報酬型SEOは成果が出るまで費用が発生せず、初期費用もかからない成果報酬型業者を選ぶこともできるので、SEO対策を初めて外注するという方でも気楽に始めやすいと言えるでしょう。

③契約期間が短め

契約期間が3ヶ月や6ヶ月と短いことが多い点も成果報酬型SEOの特徴です。
月額固定型は成果が出なくとも1年ほどは契約解除をできない点が難点ですが、成果報酬型は費用対効果を見ながら契約の更新を決めることができます。

④被リンク施策が多い

成果報酬型SEO業者の多くは被リンク施策を得意としていることが多いです。
SEOは大きく分けて自社のWebサイト内部を対策する「内部施策」と自社のWebサイト以外に施す「外部施策」の2つに分けられます。
内部施策は行うことでGoogleに評価されやすい良質なWebコンテンツを制作できますが、効果が出るまでに時間を要するため、一定期間内の成果を重視している成果報酬型ではあまり重視されません。
一方、被リンクの獲得やSNS運用を行う外部施策は比較的短期間で効果が出やすいため、成果報酬型SEOでは外部施策に力を入れるケースがほとんどです。
そのため、被リンクを獲得したいと考えている企業との相性が良いでしょう。

成果報酬型SEOのデメリット

それでは、反対に成果報酬型SEOにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
こちらも下記にまとめました。

①初期費用が高額になるケースもある

成果報酬型SEOを売りにする業者では、初期費用を高額に設定していることもあります。
SEO自体の費用は手頃なことが多いものの、主にWebサイト設計を見直すために初期費用が高額になる傾向にあります。
成果報酬自体は数千円代だとしても、初期費用数十万円と高額になるケースもあります。
業者によっては初期費用がかからないこともあるため、業者を選ぶ際には初期費用も1つのポイントとして見てみてください。

②KWが上位表示された際に費用がかかる

成果報酬型SEOでは、狙ったキーワードが上位表示されるまではほぼ無報酬で行うため、上位化した際にそのコストを取り戻すためにも、報酬金額は高額に設定されていることが多いです。
そのため、実際に上位表示された際に見込める利益と成果報酬額が釣り合っているのかを事前に確認することが重要です。
また、キーワード1つに対して報酬が発生する業者も多いため、月々支払うコストの予測がつきにくい点にも注意が必要です。

③契約終了後に検索順位が下がる可能性がある

上述したように、成果報酬型SEOは外部対策をメインに行う傾向があります。
契約が終了すると外部リンクを外すため、Webサイトがそれまで上位表示されていたとしても下がる可能性が高いと言えます。

成果報酬型SEOの費用相場

それでは、ここからは成果報酬型SEOの費用相場について解説していきます。
Webサイト設計や初回のキーワード調査などを含めた初期費用としては、5~30万円ほどがかかります。
また、1キーワードあたりの費用相場は会社やどれぐらい上位に表示されたのかによっても異なり、相場としては1.5万~30万ほどとなります。

さらに対策としてコンテンツSEO(記事)の作成なども行う場合には、数千~10万円程度がかかるでしょう。

成果報酬型SEO業者を選ぶポイント

成果報酬型SEO業者を選ぶ際には、意識すべきポイントを押さえたうえで選ぶと失敗しにくいです。
下記にて成果報酬型SEO業者を選ぶポイントについて詳しく解説していきます。

①実績の有無

特に同業他社の自社と同じようなキーワードで上位表示実績があるのかを前もって確認しておきましょう。
類似キーワードで上位表示ができていれば、自社と契約した際にも成果を出しやすいと判断できます。
とはいえ、適切にSEO対策を行えば、実績の有無にかかわらず上位表示などの成果を出すこともできるため、実績を重視しすぎないようにしましょう。

②費用

SEO対策は業者によって料金体系は異なり、特に成果報酬型SEOに関しては1KWあたりの報酬額が業者次第で大きく変わります。
そのため、業者を選ぶ際には、複数社から見積もりをもらったうえで比較検討を行いましょう。
とはいえ、金額だけで比較してしまうと、安い分対応領域が狭い可能性もありますし、反対に高くてもそれに見合う対応はしてくれない可能性もあります。
あくまで費用は1要素として捉えたうえで、サービス内容や各費用、自社のニーズに合致しているかどうかなどを考慮し業者選定を行いましょう。

③業者のサイト

特にコンテンツ制作の依頼を検討している場合には、業者のサイト内の生地を事前に確認しておきましょう。
業者側のコンテンツ制作の品質がわかるので、自社サイトに適切かどうかの判断材料にできます。
また、その業者のサイトが上位表示されているのかもその業者のSEO対策の力を測るうえで重要なのでチェックしておきましょう。

④サービス内容

SEO対策は業者によってその内容や範囲が大きく異なります。
一口に「コンテンツ制作代行」といっても、キーワード調査や入稿までを行う会社もあれば、記事制作のみにとどまる業者もあります。
また、成果報酬型SEOにおいては外部施策に特化している会社が多いのですが、内部施策も行ってくれる会社もあります。
自社はどんなサービス内容を想定しているのかを明確にしたうえで、想定した作業を適切に行う会社を選びましょう。

⑤具体的な手法及び効果を明示しているか

SEO会社の中には悪質な会社も存在します。
特に成果報酬型のSEO会社は作為的な被リンクを作成するため、度が過ぎてしまうと被リンク施策がGoogleのペナルティ対象になり、最悪の場合Webサイトが検索結果から外されてしまうこともあります。
そのため、悪質化どうかを見極めるためにも、外部施策に関しては、どのような手法でどのようなサイトからリンクを集めるのかを事前に確認しましょう。
悪質な会社の場合には、手法を開示せずに誤魔化すことがあります。
また、その施策が効果的な理由を指し示すソースを掲示してもらう方法も業者を見極めるうえで役立つでしょう。

【まとめ】成果報酬型SEOの内容を理解したうえで業者を選ぼう

いかがだったでしょうか。

この記事では、成果報酬型SEOの基本的な説明から、月額固定型と比較したメリット・デメリット、費用相場や成果報酬型SEOの業者を選ぶポイントまでを解説しました。
成果報酬型SEOは外部施策に力を入れたい方や特定のキーワードを上位表示させたい方におすすめのSEO対策です。
とはいえ、ミスマッチを防ぐためにも、成果報酬型SEOのメリット・デメリットを理解したうえで自社に合う業者を選びましょう。

おすすめの記事