TikTokのプロモートは、自身の動画をもっとたくさんの人に見てもらうときに有効なサービスです。
しかしどのようなサービスもメリットのみということは少ないですよね。
TikTokのプロモートにはどのようなデメリットが存在しているのでしょうか?
今回は、 TikTokのプロモートのデメリット、広告とバレるのか、プロモートの実際の効果、料金について紹介していきます。
TikTokのプロモートのデメリットは?
TikTokのプロモートにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
以下で紹介していきます。
TikTokのプロモートのデメリット①
デメリットのひとつに「ステマと認識される」というものがあります。
ステマとはステルスマーケティングのことで、宣伝であるということを視聴者に隠し宣伝することを言います。
TikTokのプロモートは広告であるということが一目ではわからないようになっています。
通常の投稿と同じように表示されるため、ステマと勘違いされることが多いのです。
実際にはステマではなくてもステマと認識されることで信用を失ったり、炎上をしたりすることがあります。
動画内容をしっかり考え、できれば広告であるということを告知してプロモート動画を配信したほうが賢明かもしれません。
TikTokのプロモートのデメリット②
デメリットのひとつに「炎上のリスクがある」というものがあります。
TikTokのプロモートによって多くの人に見てもらうことはできますが、視聴者が増えれば増えるほど炎上リスクが上がることを忘れてはいけません。
配信側としては問題ない内容だと思っていても視聴者側からすると不快に感じることというのは多々あります。
また、視聴者が増えることで、面白半分に誹謗中傷する人もネット上にはいます。
そのようなリスクを回避するために動画内容には十分配慮し、また、不当な誹謗中傷に対する対応策もあらかじめ考えておく必要があります。
TikTokのプロモートのデメリット③
デメリットのひとつに「必ずしもバズるとは限らない」というものがあります。
TikTokのプロモートによって一時的に視聴者数は増えるかもしれませんが、当然投稿内容に魅力がなければそれ以上話題になる見込みはありません。
宣伝はまず多くの人に見てもらうことが大事という前提はありますが、そのうえでたくさんの人が見たくなる魅力的な内容にする必要があります。
お金をかけてプロモートで宣伝したのでもう大丈夫と思わないようにしましょう。
たくさんの人が見たいと思うような動画を作成するように心がけましょう。
TikTokのプロモートには「費用を比較的安く抑えられる」「たくさんの人に視聴してもらえる」「ターゲットを指定できる」といったようなメリットがたくさんあります。しかしどのような商品やサービスもそうですがメリットがあればデメリットもあります。
TikTokプロモートのメリットやデメリットをきちんと理解した上で利用するかどうかを決定しましょう。
TikTokのプロモートは広告とバレる?
では、プロモートした動画は見ている人にプロモートした動画だということがバレるのでしょうか?
企業アカウントなどであれば広告や宣伝ということが相手にバレることは問題ないことが多いですが、個人アカウントでは、プロモートを利用していることがバレることを避けて利用したいという人には気になる点ですよね。
バレるのであればやりたくないという人もいるかもしれませんね。
結果から言うとプロモートしている動画は広告と同じですので広告ということはバレる可能性があります。
プロモートした動画のコメントなどでも「広告だ」というようなものを見かけます。
ただ、調べてみるとフォロー中の人に表示される際には広告という表示はないようで、フォロー以外の人におすすめとして表示される際に「広告」の表示が出るてバレることがあるようです。
ただし、通常の動画のように流れるため「広告だと気付かれづらい」「バレることはあまりない」という利用者の意見もあるようです。
プロモートだとバレる事態は100%避けたいという場合は利用しないようがいいですが、あまりバレたくないがバレにくいのであれば問題ないという場合は利用してみましょう。
TikTokプロモートの実際の効果は?
いくらプロモートが便利なサービスだということや利用におけるメリットデメリットを理解しても、実際にどのような効果があるのかわからなければ一歩踏み出すことは難しいですよね。
実際にTiktokのプロモートを利用した人の声を集めてみました。
・いいねが10倍以上に!
プロモートを利用していないときよりもプロモートを利用しているときのほうがいいねが10倍以上に増え、効果を実感したという声がありました。
微増するというわけではなく10倍というのはすごいですね。
・フォロワーが急増
動画の内容にもよりますが、フォロワーが100人単位で増え、効果を実感したという声もあるようです。
100人増えた、300人以上増えた、という声を聞くと効果があると考えることができますね。
投稿者の動画がいい内容だったということもあるのでしょうが、期待は高まりますね。
・あまり効果を実感できなかった
動画内容があまりよくなかったという心当たりも投稿者にはあるようですが、コメントや保存数などあまり伸びず効果がなかったという声も中にはありました。
一定数の動画視聴者を獲得することはできるようですが、やはり大事なのは動画内容ということですね。
プロモートの効果についてのSNSでの声を集めてみると、やはり効果があったと感じる人のほうが多数ではあるようですが中には効果がなかったと感じる人もいるようです。
100%の人が効果があったと感じるサービスを実現するのはもちろん難しいものです。
ただ、比較的「効果があった」と感じる人のほうが多いようですので試してみる価値は十分にありそうですね。
TikTokプロモートの料金は?
それでは、実際にTikTokプロモートを利用することを検討する際に気になるのは料金ですよね。
支払いはTikTokアプリ内の課金アイテムである「コイン」を購入して行います。1コインは約1.85円のレートで、プロモートの最低利用額は24時間350コインから広告を配信できます。
そのため1日のプロモートあたり約647.5円の料金が発生すると言えます。
広告の中では非常にリーズナブルな費用ですよね。
TikTokプロモート機能の効果を高める方法
TikTokのプロモート機能はただ導入するのではなく、ポイントを押さえて運用することでより高い効果が期待できます。
以下で紹介していきますので、プロモート機能の導入を検討している方はぜひチェックしてみてくださいね。
方法①プロモートの目的を明確にする
企業によって、プロモート機能を導入・運用する目的には違いがあるでしょう。
目的としては、以下のようなものが考えられます。
・自社サイトへの誘導
・フォロワー数増加
・動画の視聴回数アップ
とりあえずプロモート機能を使えば目的の達成が担保されるというわけではないので、その時々の目的を意識した動画制作を行いましょう。
方法②ターゲットの明確化
プロモート機能では、先述したプロモートの目的に加えてターゲットの明確化も重要です。
プロモート機能ではカスタム機能を使うことで、性別・年齢の他に興味のあるジャンルなどを細かく設定することができます。
動画の内容や商品・サービスに合わせたターゲット層を設定しましょう。
方法③ユーザーの興味を引く動画を製作する
TikTok広告の強みは、他のSNSへ共有できる拡散力や話題性です。
そのため、観て終わり、ではなく「思わず保存したくなる動画」「拡散したくなる動画」など視聴後もユーザーの心をつかめるような動画を製作することが重要です。
そのため、ただ淡々と商品の紹介をするのではなく、お役立ち情報を混ぜたり自分もやってみたいと思えるような親近感のある動画等、なんらかの工夫を施した動画を製作しましょう。
TikTokプロモートの成功事例
TikTokプロモートの効果を知るうえで、気になるのは具体的な事例ですよね。
ここからは、TikTokプロモーションを利用した企業の成功事例をご紹介します。
成功事例①エン・ジャパン
人材事業を展開しているエン・ジャパンは「エン派遣」のプロモーションにおいてTikTokを活用しています。
元々人材業界のWeb広告では、静止画を使用したものが主流となっていました。
そこでエン・ジャパンはいち早くTikTokを使用した動画広告を導入することでユーザーの興味を引き、他社との差別化に成功し、CV数を4倍に伸ばすことに成功しました。
成功事例②FUJIMI
カスタマイズサプリのサブスクを行っているFUJIMI(ふじみ)では、サブスク利用までの流れをまとめた動画広告を配信しています。
事前に受ける美容分析の診断の受け方を診断画面を通して疑似体験ができるうえに、届いた後の商品紹介までもわかりやすく説明しています。
カスタマイズサプリの利用までの流れが把握できるうえにサプリの魅力も映像と文章で知ることができるので、ユーザーの興味を引きやすい広告となっています。
成功事例③アリシアクリニック
医療脱毛のアリシアクリニックでは、あえて脱毛に触れず、人気楽曲である緑黄色野菜の「Mela!」を採用したまるでミュージックビデオのような動画広告を配信しています。
SNSの広告は、最初から広告とわかるようなものの場合にはユーザーはすぐに離脱してしまうことが多いです。
その点、アリシアクリニックの動画は広告感が薄いためにユーザーの興味を引きやすく、動画を最後まで視聴する確率が上がります。
TikTokにおける動画広告は商品・サービスの説明に徹底しがちですが、簡単にスキップ可能なTikTokだからこそ、商品を購入を促すよりもまずは自社に興味を持ってもらうための機会としてプロモートを活用することも1つの手段です。
成功事例④きずな出版
自己啓発本やビジネス書などを中心に扱っているきずな出版は「20代にとって大切な17のこと」という本を宣伝するTikTok広告の配信で成功を収めました。
こちらはタイトルの通り20代をターゲットにした本であったため、若年層に人気のTikTokは正しくターゲット層にアプローチしやすい媒体です。
TikTok広告は年齢・性別などの基本的な情報のみならず、興味や行動に基づいた細かいターゲティングが行える点もメリットの1つ。そこで、ターゲットを18~34歳の男女にし、カテゴリーを「読書」に設定した広告を配信しました。
動画では、その本の内容を15秒でわかりやすくまとめており、若者に向けたメッセージが伝わりやすくなっています。音楽はテンプレートのものであり、低コストで運用しているにもかかわらず、その他のSNS広告と比較して広告のクリック数が約10倍、クリック率も約5倍という数値になったそうです。
低予算でも、内容を工夫すれば効果が出るのですね。
低コストで運用できる成功例としてもぜひ覚えておきましょう。
【まとめ】TikTokのプロモートについての理解を深めよう!
いかがでしょうか。
今回はTikTokのプロモートのデメリット、広告とバレるのか、プロモートの実際の効果、プロモートにかかる料金、成功事例について紹介しました。
メリットデメリットも理解でき、実際の効果についても知ることができましたね。
広告だとバレる可能性もありますので広告だとバレるのは嫌だという人は注意しましょう。