インスタグラムのインサイトを利用すれば閲覧者の男女比や年齢、地域のデータやエンゲージメントの分析を行うことができます。
ただ細かい分析ができる反面、インサイトを利用すれば個人特定をされることや住んでいる地域がバレたることがあるのか不安になりますよね。
今回はインスタのインサイトを使うと個人特定が可能なのか、インスタのインサイトで住んでいる地域がバレるのかについて紹介をしていきます。
インスタのインサイトを使うと個人特定が可能なの?
インスタのインサイトを利用している人に個人特定をされてしまうかはとても心配になりますよね。
いくら信頼している企業アカウントや有名人だとしても個人特定されることや個人情報がバレることがあるなら見るのを控えてしまいます。
ただ、安心してください。
インスタのインサイトで個人特定をすることはできません。
私自身、企業アカウントでインスタのインサイトを利用していますが、誰が、という個人特定をすることは不可能です。
では個人特定ができないのであれば、インスタのインサイトを利用するとどのようなことがわかるのか紹介していきます。
まず、インスタのインサイトを利用するにはアカウントをプロアカウントに変更する必要があります。
こちらは個人ページをビジネスプロフィールに変更するだけで大丈夫です。
プロフィールページのメニューから設定を選択し、アカウントから「プロアカウントに切り替える」を選択するだけです。簡単ですよね。
その後は内容に従って選択を進めていけばOKです。
また、インスタのインサイトはPCからでも最低限の閲覧はできますが詳細はアプリからしか見れませんので注意しましょう。
まずインスタのプロフィールページを開きます。
そしてプロフィールの下のボタンのひとつに「インサイト」というものがありますのでタップしましょう。
するとインサイトの概要が表示されます。
「インサイト概要」と書いてあるところの下には、現在のアカウントでの注目すべき数値に関しての情報が表示されています。
そしてさらにその下には
・リーチしたアカウント数
・アクションを実行したアカウント
・合計フォロワー
というメニューが出てきます。
それぞれの内容を確認していきましょう。
・リーチしたアカウント数
リーチしたアカウント数とは投稿を見たアカウントの数字です。
同じアカウントの人が何回見たとしても1回で表示されるので純粋に投稿を見た人の人数ということです。
その下にリーチしたオーディエンスに関しての情報が表示されており、見た人が多い地域や上位の国、年齢層、性別の詳細な割合が表示されています。
さらにその下にはフォロワーとフォロワー以外のリーチ数が表示されています。
次にトップ投稿が表示されておりどの投稿がどれだけリーチされているのかをチェックすることができます。
これだけでもかなり分析することができそうですよね。
・アクションを実行したアカウント
ここではいいねなどのアクションを実行したアカウントの数やそのデータを確認することができます。
アクションを実行したオーディエンスがフォロワーかそうでないかの割合を確認することもできます。
その下にはコンテンツでのインタラクションも表示されており、いいね、コメント数、保存数がわかります。
そこで人気な投稿の順を確認することもできます。
どのような投稿の反応がよかったのかをチェックすることは、今後の投稿をより良いものにするためにも大事ですよね。
・合計フォロワー
こちらは名前の通りですが、合計のフォロワー数を表示することができます。
タップして開くと増加についてのグラフが表示されます。
また、フォロワーの多い地域、年齢層、性別、アクティブな時間・曜日を確認することができます。
単純なリーチ数であればただ通りすがりの人、ハッシュタグでたまたまひとつの投稿だけを見てくれた人なども多くいますが、フォロワーはあなたのファンの1人ということですのでフォロワーの情報を認識しておくことは大事です。
年齢層に関して25歳~34歳の層や35~44歳の閲覧者が多く、性別では女性がほとんどということであれば、投稿内容にもよりますが、主婦やママの層に多く見られているのでは?と分析することができますね。
また、最もアクティブな曜日や時間をチェックし、もしどこかの時間が突出して高いというデータがあれば毎日その時間に投稿すればよいということがわかりますよね。
また、次に「あなたがシェアしたコンテンツ」を表示してみます。
すると上部に「すべて」「リーチ」「昨年」というボタンが表示されます。
それぞれを設定し表示すると見たい情報がチェックできるというわけです。
ちなみに「すべて」のボタンでは投稿の種類、「リーチ」ボタンではリーチ数のほかにCall Button Taps、ボタンのタップ数、いいね!の数、インプレッション数、ウェブサイトのタップ数、コメント数、テキストボタンのタップ数、ビジネスの住所のタップ数を選択することができます。
また、期間に関しては過去2年間、昨年、過去6か月間、過去3か月間、過去30日間、過去7日間を選択することができます。
インスタのインサイトで住んでいる地域がバレる?
インスタのインサイトには閲覧した人の住んでいる地域が表示されますがこのときに住んでいる地域がバレることはあるのでしょうか?
結果から言うとどの個人が住んでいるのかなど個人特定されることや地域がバレることはないので安心してください。
ではインスタのインサイトで、閲覧者の住んでいる地域はどのように表示されるのでしょうか?
「リーチしたオーディエンス」という表示をチェックしてみると
〇〇市 ▲▲%
〇〇市 ▲▲%
のように閲覧者が多い都市が上位から表示されます。
このような情報が出るのであればここから個人の住んでいる地域がバレるという可能性がありそうでこわいですよね。しかし、安心してください。
ここをさらにタップしようとしても特に何かが開くわけではありません。
そのため、どの投稿者がどの地域に住んでいるかバレるということはありません。
同じようにフォロワーの情報に関してもチェックしてみます。
ここでも同じようにフォロワーの多い市区町村が上位から表示されますがさらに細かい情報をチェックすることはできません。
インスタのインサイトでは閲覧者が多く住んでいる地域を見ることはできますが個人特定されることや誰がどの地域に住んでいるかバレるということはないようです。
地域がバレる心配がないのであれば安心して閲覧できますね。
住んでいる地域がバレることはありませんが、インサイトを確認する側になると住んでいる地域をチェックすることで今後の投稿の改善をはかることができます。
アプローチしたい地域のフォロワーやリーチ数は多いけれども全体的な数字があまり伸びてこないということであれば、投稿内容や写真の質、投稿時間など別のところに問題を見つけることができます。
逆にアプローチしたい地域の人の閲覧数が少ないということであればその地域の人に向けた発信方法を改善したほうがいいということがわかりますね。
一目見ただけでアプローチしたい地域へ向けた投稿とわかる写真にしたり、ハッシュタグにその地域を入れたりするなど何か工夫をしてみましょう。
いかがでしょうか。
インスタのインサイトを使うと個人特定が可能なのか、インスタのインサイトで住んでいる地域がバレるのかについて紹介してきました。
インスタのインサイトで個人特定をされることや、住んでいる地域がバレるということがないということを聞いて安心しましたね。
また、インサイトの情報が様々なことに活用できるということもわかりました。
インスタのインサイトを利用するのであればデータを見るだけではなく、そのデータを今後のアカウント運営にどのように活かしていくのかをしっかりと考えたいですね。