インスタ運用で重要な「ホーム率」とは? 計算方法や目安、上げる方法も解説

Instagramの運用では「ホーム率」という指標が重要だという話を耳にしたことはあるでしょうか。
このホーム率を正しく理解して上げるために適切な施策を行うことで、より良質なアカウントであると判断され、フォロワー獲得がしやすくなります。

この記事では、インスタにおける「ホーム率」の基本的な説明から、計算方法や目安、上げるための施策を解説します。
是非参考にしてみてください。

インスタにおける「ホーム率」とは

Instagramのホーム率とは、自身の投稿がフォロワーのホームタブから見られるホーム画面(フィード)に表示された回数をフォロワー数で割った割合を指します。
「フィード表示率」と呼ばれることもあります。

インスタ運用においてホーム率が重要な理由

インスタ運用ではホーム率が重要と言われていますが、何故重要なのでしょうか。

自身の投稿のホーム率が平均して高い場合には、多くのフォロワーのホーム画面に投稿が表示されているということを指します。

実は、ホーム画面に表示されるコンテンツが時系列順ではなく、アカウント同士の関係性が強い順に表示される仕組みになっています。
この関係性は「親密度」と呼び、アカウント間でいいねやDMのやり取りがあると親密度が高いと判断されやすいです。

そして、ホーム率が高いということはフォロワーとの親密度が高いことを指し、それはすなわち「フォロワーの質が高い」ことを表す指標にもなります。
フォロワーの質が高ければ、アカウントが発信するコンテンツにエンゲージメントが付きやすくなり、その結果として発見タブやおすすめ、ハッシュタグの人気投稿などに表示されやすくなるのです。
そしてフォロー外リーチを狙いやすくなり、ひいてはフォロワー獲得にもつながります。

したがって、インスタ運用では、ホーム率を戦略的に上げることが最も重要と言えるのです。

インスタホーム率の計算方法・目安

インスタのホーム率の重要性を解説したところで、ここからはホーム率の計算方法やホーム率を計算する際に必要な「ホーム数」を確認する方法、目安について解説します。

ホーム率の計算方法

ホーム率は以下の計算式で算出することができます。

ホーム率=ホーム数÷フォロワー数×100(%)

ホーム数とは、ホーム画面においてどれくらい投稿が閲覧されたのかを表す数値のことです。
例えば、ホーム画面の閲覧数が400でフォロワー数が1000人の場合には、以下のように計算します。

400÷1000×100=0.4
つまり、この場合にはホーム率は40%と言えます。

ホーム数の確認方法

ホーム数の確認手順は以下の通りです。
インスタのプロフィール画面から右上のメニューボタンをタップ
「インサイト」をタップ
「あなたがシェアしたコンテンツ」をタップ
確認したい投稿を選択すると「リーチ」の中に「ホーム」が表示される
このホームの数がホーム数です。

ホーム率の目安

目安がわからなければホーム率がいいのか悪いのかもわからず施策を打ちにくいですよね。
ホーム率の目安は、アカウントの状況や業種にもよるので一概には言いにくいのですが、30~40%ほどが平均的と言えます。
そのため、この数値を下回るようであれば施策の見直しを検討したほうが良いでしょう。

また、60%以上になれば発見蘭やおすすめに載る可能性が高まるため、可能であれば60%以上を目指すことをおすすめします。

インスタのホーム率を上げる方法

それでは、インスタのホーム率を上げるためには具体的にはどのようなことを行えばいいのでしょうか。
下記にてホーム率を上げる方法を解説していきます。

①投稿回数を増やす

定期的に投稿をすることで、ファンが付きやすくなり、ホーム率アップにもつながります。
特に曜日や時間帯を決めて定期的に投稿を行うことで、アクセス数も伸びやすくなります。

また、定期的に投稿をしているアカウントはインスタ側からの評価も高くなる傾向にあり、優先しておすすめに載りやすくもなります。
そのため、ユーザーの興味を引く有益な投稿を定期的にすることを心がけましょう。

②フォロワーがアクティブな時間帯に投稿する

ただ定期的に投稿をするだけでなく、フォロワーがアクティブな時間帯に投稿することも重要です。
フォロワーの層によってもアクティブな時間帯は異なります。
例えば、主婦層であれば朝夜ではないお昼の時間帯、学生であれば通学か放課後及び夜の時間帯、サラリーマンであれば通勤時間か放課後の時間帯などが良いでしょう。
自分のフォロワーや投稿のターゲットがどの層でいつ頃インスタを見ているのかといったことを考えながら投稿することを意識しましょう。

③滞在時間が長くなるように工夫する

インスタのアルゴリズムにおいては、ユーザーの滞在時間が長い投稿やアカウントは高く評価される傾向にあります。
特に複数枚投稿が最後のページまでチェックされた投稿やコメント欄なども含めてユーザーが投稿を見ている時間が長い投稿は高く評価されるでしょう。
また、アカウント自体の滞在時間が高いこともアカウントの高評価につながります。
例えばハイライトに情報をまとめたり、一目でユーザーの興味を引くサムネを使った投稿を多くすることで、アカウントの滞在時間を長くし、ホーム率アップにもつながります。

④DMやコメントに返信する

投稿についたコメントやDMを放置せず、返信をすることも重要です。
コメントやDMに対して返信をすることで、ユーザーからの良い印象を持たれるようになり、毎回の投稿を見てくれる可能性が上がり、定期的にコメントをくれるようにもなります。
また、返信する際には定型文ではなく、そのユーザーに合わせた内容で返信するとより好印象に映ります。

⑤ストーリーズでフォロワーとコミュニケーションを取る

ストーリーズは他の投稿やDMよりも様々なコミュニケーションをフォロワーと取ることができ、インスタの中で最もファンを作りやすい機能です。

具体的には通常の動画や写真の投稿に加えて、アンケート機能や質問BOX、クイズなど様々な機能でフォロワーと相互コミュニケーションを取ることができます。
アクションを取ることができる投稿はユーザーの興味を引きやすいですし、ユーザーとの親密度を高まるため、ホームやストーリーズ画面でも優先的に表示されるようになります。

ストーリーズはユーザーとの親密度を高めるのに有効であるため、最低でも1日に1回は投稿するようにしましょう。

⑥投稿に対するエンゲージメントを増やす

エンゲージメントとは、ユーザーによるアクションのことです。
具体的には、「いいね」「コメント」「保存」「シェア」などが当てはまります。
このエンゲージメントが増えると、ユーザーとの親密度が上がるためホームに投稿が表示されやすくなります。

保存やいいねは忘れてしまう人も一定数いるので、投稿内やキャプションに「あとから見返したい人は保存してね」など、アクションを促す文言を付け加えるとよいでしょう。

また、「お役立ちグッズ〇選」「おすすめスポット〇選」などのまとめ投稿は情報量が多い分後から見返したいという人も多いため、保存してもらいやすくなるのでおすすめです。

⑦インスタライブを行う

フォロワー数が5000人以上のアカウントの場合には、インスタライブの実施もホーム率向上におすすめです。
インスタライブはリアルタイムでユーザーとコミュニケーションを取ることができる機能であるため、フォロワーとの親密度向上やアカウントの信頼度を獲得しやすいです。
インスタライブの内容としては、「ユーザーからの質問に答えるライブ」「自身のノウハウを提供するライブ」「自社の商品を紹介するライブ」など様々なものが考えられるため、自分のアカウントに合った内容を実施しましょう。

⑧投稿のデザインやキーワードを見直す

投稿においては、内容やフォロワー層なども重要ですが、投稿自体のデザインやワード選びも重要です。
定期的に今までの投稿でエンゲージメントが高かったもののデザインやワードを見直し、そして今後の投稿にも反映していきましょう。
そうすることでフォロワーの好みに合う投稿をしやすくなり、エンゲージメントが増えてホーム率アップにもつながります。

【まとめ】インスタのホーム率を意識して上げましょう

いかがだったでしょうか。

この記事では、インスタのホーム率の基本的な説明から計算方法や目安、上げる方法について解説しました。

インスタを運用するうえでは、アルゴリズムにおいて重要な指標であるホーム率を意識することが重要です。
ぜひこの記事の内容を参考にしてアカウントのホーム率アップを目指しましょう。

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