ビジネスシーンでは、封筒の書き方に細かいマナーが求められます。特に縦書きの封筒は、フォーマルな場面でよく使用され、正しく記載することで相手に好印象を与えることができます。本記事では、縦書き封筒の正しい書き方やマナー、具体的な記入例を詳しく解説します。
1. 縦書き封筒の基本ルール
1.1 縦書き封筒を使用する場面
縦書き封筒は、以下のような場面で使用されます。
- 正式なビジネス文書の送付
- お礼状やお詫び状
- 応募書類の送付
- 契約書や重要書類の郵送
1.2 縦書き封筒の基本構成
縦書き封筒には、以下の情報を正しい配置で記入する必要があります。
- 宛名（会社名・部署名・担当者名）
- 敬称（御中・様）
- 郵便番号・住所
- 差出人情報（自社名・住所・氏名）
- 必要に応じて「親展」「至急」などの表記
2. 縦書き封筒の正しい書き方
2.1 宛名の正しい記入方法
宛名は封筒の中央に大きく記入し、敬称を適切に使うことが重要です。
- 会社全体宛：「○○株式会社 御中」
- 部署宛：「○○株式会社 △△部 御中」
- 特定の担当者宛：「○○株式会社 △△部 〇〇様」
2.2 敬称の使い分け
縦書き封筒では、以下の敬称を正しく使い分けることが大切です。
- 「御中」：会社や部署宛の場合に使用
- 「様」：個人宛の場合に使用
※「○○様 御中」は誤った使い方になるので注意しましょう。
2.3 住所と郵便番号の記入
封筒の右上に郵便番号を記入し、その下に住所を都道府県から省略せずに書きます。
- 「〒100-0000 東京都千代田区〇〇1-2-3 ○○ビル5階」
2.4 差出人の書き方
差出人情報は封筒の左下に記入します。
- 「○○株式会社 △△部 〇〇（氏名）」
- 「〒100-0000 東京都千代田区△△1-2-3 ○○ビル5階」
3. 縦書き封筒のレイアウト
3.1 縦書き封筒の基本配置
封筒に記載する情報の配置は以下のようになります。
- 宛名は封筒の中央
- 住所は宛名の上に記入
- 郵便番号は右上に記入
- 差出人情報は封筒の左下
3.2 縦書きの書き順
縦書きの場合、以下の順番で書くのが一般的です。
- 郵便番号（封筒の右上）
- 住所（都道府県から記載）
- 会社名（大きく中央に）
- 部署名（会社名の下）
- 担当者名（最後に記載し、「様」または「御中」を付ける）
4. 縦書き封筒を書く際の注意点
4.1 敬称の誤用を避ける
「様」と「御中」の併用は誤りです。適切な敬称を使用しましょう。
4.2 誤字脱字を防ぐ
特に会社名や担当者名を誤ると、失礼な印象を与えてしまいます。送る前に再確認しましょう。
4.3 封筒のサイズに合った折り方をする
書類が折りすぎないように、封筒のサイズに合わせた適切な折り方をしましょう。
4.4 のり付けと「〆」マークの記載
正式なビジネス文書では、封筒の封をしっかりとのり付けするのがマナーです。また、和封筒では封をした後に「〆」マークを記入すると、より丁寧な印象を与えます。
5. 縦書き封筒の記入例
5.1 会社全体宛
「〒100-0000
東京都千代田区○○1-2-3 ○○ビル5階
○○株式会社 御中」
5.2 部署宛
「〒100-0000
東京都千代田区○○1-2-3 ○○ビル5階
○○株式会社 △△部 御中」
5.3 担当者宛
「〒100-0000
東京都千代田区○○1-2-3 ○○ビル5階
○○株式会社 △△部 〇〇様」
6. まとめ
ビジネス封筒の縦書きは、フォーマルな場面で重要な役割を果たします。適切な敬称を使用し、正しいレイアウトを守ることで、相手に礼儀正しい印象を与えることができます。本記事を参考に、縦書き封筒の書き方を実践してください。
