【2022年最新版】インスタグラム等のSNS運用代行サービス徹底比較

ここ最近ビジネス利用が急速に進んでいるインスタグラム。その運用代行を支援する会社も増えてきましたが、インスタグラムの運用代行事業を収益の柱としてIPO(新規株式上場)する会社まで出てきました。そこで今回は、インスタグラム運用代行サービスを提供しているおすすめの会社をいくつか紹介し、そのサービス内容や特長、料金についてみんなでPR編集部で比較してまとめてみました。

SNSマーケティングの市場規模は?

SNSマーケティング(ソーシャルメディアマーケティング)の市場規模は、次のように推移していくと予想されています。

SNSマーケティングの市場規模
2021年: 6,714億円
2022年: 7,833億円
2023年: 8,947億円
2024年: 10,072億円
2025年: 11,171億円

出典: サイバー・バズ/デジタルインファクト調べ

中でも、SNSアカウント運用支援市場は2025年には436億円規模に達すると予想されており、SNSマーケティングの市場規模が拡大していく中で、運用業務のアウトソース化が進んでいくことが期待されているようです。

1. 株式会社コムニコ


出典: 株式会社コムニコ

〇株式会社コムニコのサービス内容

株式会社コムニコはプランニングから運用代行・効果検証までSNS運用をワンストップで支援するサービスを提供しており、具体的な支援内容は下記のようになります。
・投稿コンテンツ企画
・アカウント管理
・コンテンツ制作/運用代行
・アカウント分析レポート
・コメント監視/返信対応
・運用支援ツール提供
・キャンペーン企画・運用

コムニコの親会社の株式会社ラバブルマーケティンググループは2022年に東証マザーズに新規上場しており、比較的規模の大きいクライアントにサービスを提供してきた実績があるそうです。

〇株式会社コムニコの特長

株式会社コムニコの特長はなんといっても提供するサービスの広さです。一般的なSNS運用代行サービスはインスタグラムに特化しているものが多いですが、株式会社コムニコは
・Twitter
・Facebook
・Instagram
・LINE
・YouTube
・note
・LinkedIn
と、他社と比較しても圧倒的なカバー範囲と言えるでしょう。

〇株式会社コムニコの料金体系

公式HPに記載されている情報によれば、株式会社コムニコの料金体系は次のようになっているようです。
・投稿コンテンツ企画: 100,000円〜/月
・月次レポート及び定例会: 200,000円〜/月
・アカウント運用代行: 500,000円〜/月
・コメント監視: 60,000円〜/月
一見すると同業他社と比較して割高な印象を受けますが、トヨタやキリン、JALなどのナショナルクライアントのアカウント運用実績多数ということで、ブランド管理などに相当な工数をかけていることが想像されるため妥当という見方もあるでしょう。

2. 合同会社SNAPLACE(スナップレイス)


出典: 合同会社SNAPLACE(スナップレイス)

〇合同会社SNAPLACE(スナップレイス)のサービス内容

合同会社SNAPLACE(スナップレイス)はSNSアカウント運用代行に限らず、下記のサービスを提供しています。
・写真撮影代行サービス
・インスタグラムツール
・インフルエンサーPR
・SNS映え情報サイト
・インスタグラム運用
社名の「SNAPLACE(スナップレイス)」は同社が運営している日本最大級のSNS映え観光情報サイト「SNAPLACE」と同名となっており、こちらのサイトは月間200万PVとかなりの人気を誇っているようです。

〇合同会社SNAPLACE(スナップレイス)の特長

合同会社SNAPLACE(スナップレイス)の特長は、競合他社と比較して少し特殊な法人形態と言えるでしょう。上場企業含め、多くのスタートアップは「株式会社」の形態を取っていますが、SNAPLACE(スナップレイス)は「合同会社」の形態を取っています。少し興味深かったので調べてみたところ、「椛島恵里香」さんと「椛島誠一郎」さんの共同代表制で運営されている会社のようです。ほぼ同世代でお二方とも大阪大学の出身ということで、ご夫婦で経営されている会社なのかもしれません。

〇合同会社SNAPLACE(スナップレイス)の料金体系

公式HPによれば、初期費用0円、月額20~40万円(税込22~44万円)が基本的な料金体系となっているようです。

3. 株式会社FinT


出典: 株式会社FinT

〇株式会社FinTのサービス内容

株式会社FinTはSNS運用代行とインフルエンサーマーケティングを主なサービスとして提供しています。その他に、Sucleというインスタメディアを運営しており、同社のインスタ代行サービスではこのSucleを活用したタイアップも併せて提供しているようです。


・出典: @sucle_

この他にも、3つの姉妹アカウントを運営しており、2021年時点で総フォロワー数は70万人にものぼるそうで、トップインスタグラマー並みの拡散力をタイアップで活用することができます。
@sucle_lifestyle
@sucle_cosme
@sucle_gourmet

〇株式会社FinTの特長

株式会社FinTの特徴といえばなんといっても、経営陣が現役Z世代である点でしょう。代表の大槻 祐依さんは1995年生まれで、早稲田大学在学中に学生起業。創業当時はFinTech系の事業を展開していく予定だったようで、会社名の「FinT」はその名残のようです。

また、代表の大槻さんはTwitterで約1万人のフォロワーを抱えるビジネスインフルエンサーでもあります。元々インフルエンサー活動をしていたというわけではなく、TVやビジネス媒体のZ世代特集で頻繁に露出していることから自然とフォロワーが集まっていたと予想されます。

〇株式会社FinTの料金体系

株式会社FinTの料金体系は公式HPでは公開されていないので、詳細に関しては要問い合わせとなります。

4. 株式会社SAKIYOMI


出典: 株式会社Radix

〇株式会社SAKIYOMIのサービス内容

株式会社SAKIYOMIは、インスタグラムの運用代行・コンサルとインスタグラム分析ツールの「SAKIYOMI」をサービスとして提供しています。前者についていえば、競合他社の運用代行サービスと似たようなアウトソーシング系のサービスですがインスタグラムのアルゴリズムに基づいた再現性のある支援が強みとしているようです。

〇株式会社SAKIYOMIの特長

株式会社SAKIYOMIの特長といえば、データドリブンマーケティングに軸足を置いている点と言えるでしょう。インスタグラムでフォロワー獲得を行うためには、「映える」投稿をするのではなく、アルゴリズムをしっかりと理解した上でデータに基づいた運用をするべきであるという説明をしており、実際に短期間でクライアントのアカウントのフォロワーを数多く獲得した実績もあるようです。

また、自社サービスのPRをferretやLISKULといったマーケター向けの媒体に出稿していることからも、デジタルマーケティング色の強いサービスと言っても良いかもしれませんね。


出典: ferret-plus


出典: LISKUL

〇株式会社SAKIYOMIの料金体系

コンサルティングプラン: 月額 100,000円(税抜)
スモールプラン: 月額 250,000円(税抜)
スタンダードプラン: 月額 400,000円(税抜)
プレミアムプラン: 月額 500,000円(税抜)

5. 株式会社シェアコト


出典: 株式会社シェアコト

〇株式会社シェアコトのサービス内容

株式会社シェアコトは、インフルエンサーキャスティングサービス、SNS運用代行(Instagram、Facebook、LINE、Twitter、Pinterest、YouTube)、キャンペーン事務局、ポップカルチャーマーケティングの事業を展開しています。

〇株式会社シェアコトの料金体系

・Instagram運用代行サービス
初期開設: 20〜40万円(税別)
運用代行: 月額30〜60万円(税別)(月6〜18回投稿)

・Instagram写真撮影サービス
物撮りプラン: 20万円〜 (最大4カット〜)
出張プラン: 20万円〜 (最大4カット〜)

・Instagramストーリーズ制作サービス
撮影〜動画制作: 120,000円(税別)〜 ※1動画(1パターン)
写真加工〜動画制作: 60,000円(税別)〜 ※1動画(1パターン)

・Instagram広告配信サービス
初期設定: 100,000円(税別)
出稿・管理費手数料:総予算の20%

・Instagram分析レポートサービス
100,000円(税別)※レポート1回

インスタグラム運用代行会社の選び方は?

上記では全部で5社のSNS運用代行会社を紹介してきましたが、各社のHPを見ただけではどのサービスが自社に合っているかわからないという人も多いのではないでしょうか。

1. 予算感が自社のKPIにマッチしているか

まず重要なのが、想定している予算でどれくらいのサービスを提供してもらえるか、それが導入予定サービスのKPIにマッチしているかという点です。

SNS運用代行会社によっては、ナショナルクライアントなどを多く取り扱っている企業も多くあります。この場合には、レビュテーションリスクなどのブランディング関連の施策にかなりのリソースを割いていることが想像されます。

もし自社が立ち上げ当初のD2C事業などでとにかく目先のリーチを増やしたりコンバージョン単価を下げることが最優先である場合、上場企業傘下の高級なサービスよりもベンチャー規模の運用代行会社の方がマッチしている可能性が高そうです。

一方で、自社が上場企業で、TV CMなどの他の広告施策で当該事業が十分に利益が出ている場合や、人材採用に向けた情報発信などが目的の場合にはブランディングに実績のある会社が運営しているサービスを検討するのが良いでしょう。

2. 担当者がアカウント運用予定のサービスを正しく理解しているか

インスタグラム運用代行サービスの運営会社が有名な企業であったとしても、実際にアサインされる社員はインターン生や新卒入社したばかりの新人である可能性もあります。

再現性のあるオペレーションが確立されているのであればそれ自体は問題がないのですが、もしその担当者が運用予定のビジネスについて知識が浅い場合には注意が必要です。

特に、D2Cブランドの場合などはフォロワーの増加率やコンバージョン数が最優先事項である一方で、SNSの運用を運用する過程でコメント欄やDMから得られたユーザーの声を「インサイト」として拾い上げてサービス改善に活かすことも非常に重要であると言えるでしょう。

そこで、
・発注した場合に担当してくれるディレクターは誰か
・実際に画像編集や投稿、コメントやDM対応を行う担当者
・その両方が自社のビジネスで重要となるポイントを理解できているか/理解しようとしているか
といったところを確認しておくのが良さそうです。

【まとめ】面倒なアカウント運用業務は外注しよう! インスタグラマーのキャスティングなら「みんなでPR」もおすすめ

いかがでしたでしょうか。一見同じようなインスタグラムの運用代行サービスでも、各社が各々の強みを活かした手厚いサポートを行っているようですね。また、インスタグラムのフォロワーを増やすには、インスタグラマーを起用したPR投稿にアカウント情報を載せてもらうという方法が有効です。「みんなでPR」ではインスタグラマーを起用したキャスティングも行っているので、気になる方は是非問い合わせてみてください。

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