英語学習者にとって「encounter」はよく見かける単語ですが、その意味や使い方が曖昧なこともあります。本記事では「encounter」の基本的な意味から使い方、例文まで詳しく解説し、正確に理解できるようにします。
1. encounterの基本的な意味
「encounter」は動詞・名詞の両方で使われる英単語です。基本的には「遭遇する」「出会う」という意味があり、偶然に何かや誰かに出会うことを指します。
動詞として使う場合は、日常生活やビジネスの場面で「問題や困難に遭遇する」という意味でもよく使われます。
名詞として使う場合は、「遭遇」「出会い」という意味で、出来事や対面の場面を表現します。
2. encounterの動詞としての使い方
2.1 偶然に出会う場合
「encounter」は、予期しない相手や物に出会うときに使います。たとえば、友達や知らない人、動物に偶然会う状況で使います。
例文:
I encountered an old friend at the station yesterday.
(昨日駅で昔の友達に偶然会いました。)
2.2 問題や困難に直面する場合
仕事や生活の中で困難や問題に出くわした時にも使えます。この場合、単に「遭遇する」というよりは「問題に直面する」という意味合いが強いです。
例文:
The company encountered financial difficulties last year.
(その会社は昨年、財政的な困難に直面しました。)
3. encounterの名詞としての使い方
3.1 出会いの意味
名詞での「encounter」は、特に印象的な出会いや短い接触のことを指します。必ずしも良い意味だけでなく、緊張感や驚きを伴う場面で使われることもあります。
例文:
Their first encounter was quite unexpected.
(彼らの最初の出会いはかなり予期せぬものでした。)
3.2 戦いや対決の意味
スポーツや戦争などの文脈では「encounter」が「対戦」「戦闘」という意味で使われることがあります。
例文:
The encounter between the two teams ended in a draw.
(その二つのチームの対戦は引き分けに終わった。)
4. encounterと似た表現との違い
4.1 meetとの違い
「meet」は「会う」「面会する」という一般的な表現で、予定された会合にも使います。一方、「encounter」は偶然の出会いや、時には問題に遭遇する意味合いが強いです。
例文比較:
I met my boss for a meeting.
(会議のために上司に会った。)
I encountered difficulties during the project.
(プロジェクト中に困難に遭遇した。)
4.2 run intoとの違い
「run into」も「偶然会う」という意味で「encounter」と似ていますが、カジュアルな会話で使われることが多いです。ビジネスやフォーマルな文脈では「encounter」の方が適しています。
5. encounterを使った便利なフレーズ
encounter a problem
(問題に遭遇する)
encounter resistance
(抵抗に直面する)
encounter difficulties
(困難に出くわす)
unexpected encounter
(予期しない出会い)
brief encounter
(短い出会い)
6. encounterの発音とアクセント
「encounter」の発音は /ɪnˈkaʊn.tər/ で、強勢は第二音節にあります。発音を正しく覚えることで、リスニングや会話がスムーズになります。
7. まとめ
「encounter」は英語でよく使われる単語で、「遭遇する」「出会う」「問題に直面する」など幅広い意味を持ちます。動詞・名詞どちらでも使えるため、文脈に応じて正しく使い分けることが大切です。今回の解説を参考に、自然な英語表現を身につけましょう。