「元も子もない」とは、物事の根本やすべてを失ってしまい、得るものが何もなくなることを意味する表現です。損得勘定や利益が全くなくなる状況を指し、主にネガティブな意味で使われます。本記事では「元も子もない」の意味や使い方、例文、類語との違いについて詳しく解説します。
1. 元も子もないの意味
1-1. 基本的な意味
「元も子もない」は、元金(元)も利益(子)も失ってしまい、何も残らない状態を表します。
\
利益どころか損失ばかりで、結果的に何の得にもならないことを示します。
2. 元も子もないの使い方・例文
\
・「無理にお金を借りたら、元も子もなくなってしまった。」
・「無理な交渉は元も子もない結果になる。」
\
・「コスト削減が過ぎると、元も子もないことになる。」
・「顧客を失っては元も子もない。」
\
\
「手詰まり」は解決策がなく行き詰まる状態で、「元も子もない」は損失が大きく何も残らないことを意味します。
\
「焦土状態」は物理的な破壊を指すことが多く、元も子もないは抽象的な損失を表します。
\
\
主に損失や失敗を強調する際の表現なので、ポジティブな場面には不適切です。
\
実際の状況に見合った使い方を心がけましょう。
\
「元も子もない」は、利益どころか元本や大切なものまで失い、何も得られない状態を表す言葉です。使い方や類語との違いを理解し、適切な場面で用いることで、伝えたい損失や失敗の大きさを的確に表現できます。意味を押さえて、日常やビジネスでの表現力向上に役立てましょう。