「踏まえたうえで」はビジネス文書や会議でよく使われる表現ですが、意味や敬語としての正しい使い方を知らないと誤解を招くことがあります。本記事では、「踏まえたうえで」の意味、使い方、ビジネスメール例文、注意点まで詳しく解説します。
1. 「踏まえたうえで」とは
1-1. 言葉の意味
「踏まえたうえで」とは、前提となる事実や状況、意見を考慮したうえで判断・行動することを表す言葉です。
ビジネスシーンでは、単なる依頼や指示ではなく、相手に配慮した判断を示す際に使用されます。
例:
「ご意見を踏まえたうえで、方針を決定します」
「過去の実績を踏まえたうえで改善策を検討します」
1-2. 使われる場面
会議や報告書での意思決定
ビジネスメールでの依頼・提案
上司や取引先とのやり取り
2. 敬語としての立ち位置
2-1. 丁寧な表現の構造
「踏まえたうえで」は単体では敬語ではありませんが、文全体を丁寧語にすることでビジネス文書でも自然に使用できます。
例:
「ご意見を踏まえたうえで、検討いたします」
「過去の事例を踏まえたうえで、ご提案申し上げます」
2-2. 謙譲語・尊敬語との組み合わせ
謙譲語を添えると、より丁寧に伝わります。
「踏まえたうえで」+「いたします/申し上げます」の組み合わせが一般的です。
3. ビジネスでの具体的な使い方
3-1. 会議での使用例
「前回の議論を踏まえたうえで、次回の議題を整理いたします」
「皆様の意見を踏まえたうえで方針を決定いたします」
3-2. 報告書・資料での使用例
「昨年度の売上データを踏まえたうえで、予算案を作成しました」
「顧客の要望を踏まえたうえで、改善策を提案いたします」
3-3. メールでの使用例
「先日のご指摘を踏まえたうえで、資料を修正いたしました」
「お伺いしたご意見を踏まえたうえで、次回の提案内容を検討いたします」
4. ビジネスメールでの例文
4-1. 社外向けメール例
〇〇株式会社
〇〇様
お世話になっております。
先日のご意見を踏まえたうえで、提案書を修正いたしました。
添付ファイルをご確認いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
4-2. 社内向けメール例
チーム各位
お疲れ様です。
先週の会議内容を踏まえたうえで、次回の議題案を作成しました。
ご確認のほどよろしくお願いいたします。
4-3. カジュアルメール例
〇〇さん
前回の打ち合わせを踏まえたうえで、資料を更新しました。
ご確認よろしくお願いします。
5. 注意点・NG例
5-1. 過剰に使いすぎない
「踏まえたうえで」を文章中に何度も使用すると冗長に聞こえます。
要点ごとに1回使う程度が自然です。
5-2. 文脈に合わない使い方
単なる事実確認や軽い連絡では使わない
「踏まえたうえで」は意思決定や提案など前提考慮が必要な場面で使うことが適切です。
5-3. 言い換えの活用
「考慮したうえで」
「前提として」
「参考にして」
場面によって使い分けると文章がより自然になります。
6. 類似表現・言い換え
6-1. 丁寧な言い換え
「考慮のうえで」
「前提に立ち」
6-2. カジュアルな言い換え(社内向け)
「見てのうえで」
「確認してから」
6-3. 応用例
「市場の動向を踏まえたうえで、新商品の開発計画を立てます」
「過去の実績を踏まえたうえで、改善策を検討いたします」
7. 英語での表現
7-1. ビジネス英語での言い換え
Based on …
Considering …
Taking … into account
7-2. メール例文(英語)
Dear Mr. Smith,
Based on your feedback, we have revised the proposal.
Please review the attached document at your convenience.
Best regards,
8. まとめ|正しく使うポイント
8-1. 意味を理解して使う
「踏まえたうえで」は、前提条件や情報を考慮して行動することを示す表現です。
8-2. 敬語・丁寧語と組み合わせる
「踏まえたうえで+いたします/申し上げます」
前置きや補足で相手への配慮を示す
8-3. 文脈に合わせて適切に使う
会議や報告書、メールで使用
過剰使用や軽い連絡では避ける
類似表現と組み合わせて文章を自然にする
この記事では、「踏まえたうえで」の意味、ビジネスでの使い方、敬語表現、メール例文、注意点、類似表現まで網羅的に解説しました。正しく使うことで、相手に配慮した意思表示ができ、円滑なビジネスコミュニケーションにつながります。
