現代文は受験において差がつきやすい科目の一つです。しかし、正しい参考書を選び、効果的に学習すれば確実に得点源にできます。本記事では、私自身が地方公立高校から早慶に合格した経験をもとに、レベル別のおすすめ参考書と勉強法を紹介します。

現代文の参考書を選ぶポイント

現代文の参考書を選ぶ際には、以下の3つのポイントを意識しましょう。

自分のレベルに合ったものを選ぶ

最初から難しい参考書に手を出すと、基礎が固まらず挫折する可能性があります。まずは自分に合ったレベルから始めるのが重要です。

「読解」と「知識」のバランスを考える

現代文は文章の読み解き方を学ぶ「読解系」の参考書と、漢字や語彙を増やす「知識系」の参考書の両方が必要です。

繰り返し使えるものを選ぶ

1冊の参考書を何周もすることが大切です。色々な参考書に手を出すより、厳選した数冊を完璧に仕上げる方が効果的です。

3. レベル別おすすめ参考書

3-1. 中級レベル(基礎がある人向け)

「現代文はそこそこできるが、まだ安定しない」という人向けに、中級レベルのおすすめ参考書を紹介します。

① 船口のゼロから読み解く最強の現代文
対象者:共通テスト~MARCHレベル
特徴:現代文の読解方法を、論理的に説明してくれる参考書。設問ごとに「なぜその答えになるのか?」が丁寧に解説されているため、解答の根拠を明確に理解できる。
勉強法:まず1周目は解説をじっくり読みながら進め、2周目以降は解答プロセスを意識しながら演習すると効果的。
② 現代文読解力の開発講座
対象者:MARCH~早慶レベル
特徴:良問が揃っており、特に論理的思考力を鍛えるのに適している。やや難易度が高めなので、基礎がある人向け。
勉強法:本文を丁寧に読み、設問の解答根拠を明確にする。1周目は解説をしっかり読み、2周目以降は時間を測って実践的に解く。

3-2. 上級レベル(早慶・難関国公立向け)

「MARCHレベルはある程度解けるが、さらに得点を伸ばしたい」という人向け。

③ 現代文と格闘する(出口汪)
対象者:早慶・国公立二次レベル
特徴:論理的な読解方法を徹底的に鍛えられる。特に記述問題を解く力が向上する。
勉強法:最初は解説を熟読し、読解のプロセスを理解する。その後、設問ごとに解答の根拠を確認しながら解く。
④ 入試現代文へのアクセス 発展編
対象者:MARCH~早慶レベル
特徴:現代文の「読解の本質」を解説している良書。文章の構造を意識する力を養うことができる。
勉強法:まずは講義を読むように理解し、設問を解きながら論理の流れを掴む。

4. 知識系参考書(漢字・語彙対策)

① 入試漢字マスター1800+
対象者:全受験生向け
特徴:受験に頻出の漢字・語彙が効率よく学べる。
勉強法:毎日少しずつ進め、書いて覚える。赤シートで隠しながら繰り返し復習するのが効果的。

5. 効果的な勉強法

① 1冊を完璧にする

参考書は何冊もやるのではなく、1冊を繰り返しやる方が力がつきます。目安として、最低3周は繰り返しましょう。

② 解答プロセスを意識する

ただ答えを覚えるのではなく、「なぜその答えになるのか」を意識しながら解くことが重要です。解説を読み込む習慣をつけましょう。

③ 記述力を鍛える

早慶などの難関大では、記述問題も出題されることがあります。記述式の問題集(例:「現代文と格闘する」)を活用し、論理的に記述する力を養いましょう。

④ 漢字・語彙も疎かにしない

語彙力があると、本文の理解が格段にスムーズになります。毎日5分でも漢字帳を活用し、語彙を増やしましょう。

6. 【まとめ】適切な参考書を選びましょう

現代文は「適切な参考書選び」と「繰り返し学習」がカギになります。私自身も「船口のゼロから読み解く最強の現代文」や「現代文読解力の開発講座」を活用し、地方公立高校から早慶合格を果たしました。

中級者向け:「船口のゼロから読み解く最強の現代文」「現代文読解力の開発講座」
上級者向け:「現代文と格闘する」「入試現代文へのアクセス 発展編」
漢字・語彙対策:「入試漢字マスター1800+」

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