インスタで販売する場合の支払い方法は?違法になることも?やり方を調査!

月間アクティブユーザーが3300万人の人気SNS、Instagram(以下略、インスタ)。インスタで自社の商品を販売し、売上を伸ばしたいと思っている方も多いでしょう。しかしこの販売方法ですが、やり方や支払い方法にはよく気をつけなければ違法になることもあるんです。何が違法なのか、販売のやり方や支払い方法について解説していきます。


インスタで販売する場合の支払い方法は?

インスタは写真や動画のコンテンツを公開するサービスなので、商品の写真によってユーザーが購入意欲を刺激され、商品を販売するのによいツールと言えます。実際にアパレル会社などもインスタを使って商品を販売しており、実際にビジネスとして運用しているアカウントも目立ちます。

それではこのインスタで商品を販売する方法の支払い方法ですが、どのようなやり方があるのでしょうか。2種類の支払い方法を解説します。

ショッピング機能を使った支払い方法

インスタのショッピング機能を使った場合の支払い方法です。インスタをよく利用している方は見たことがあるかもしれませんが、写真をタップすると商品の値段が表示され、その商品をすぐにカートに入れて購入できるネットショップに遷移することがインスタではできます。

この機能は「ショッピング機能」と言って、Facebookをプロアカウントにし、ショッピング機能を使うための審査を通る必要があります。支払い方法は商品を掲載しているネットショップのものに沿う形になりますが、ネットショップで代表的なBASEやカラーミーショップなどでは、クレジットや電子マネーなどの支払い方法に対応しています。

商品を購入するユーザーにとっても、販売する法人や個人としても、安心な支払い方法ができる手段です。


DMを使った支払い方法

2つ目の支払い方法のご紹介です。ハンドメイド作品をインスタで販売したい方に多く見られるのですが、購入したいというユーザーさんとDMでやり取りし、振込先を教える形での支払い方法です。

ネットショップはまだ持っていない、ショッピング機能もまだ申請していない人は、おのずとこのやり方になるでしょう。

商品をDM上で販売する方法については違法ではありませんが、注意点としてはインスタの運営側が管理していないというところです。もしDM上で振込や入金などのやり方でトラブルがあっても、インスタ側が関与することはないということです。

以上がインスタでよく見られる商品販売においての支払い方法、やり方のご紹介でした。インスタは写真や動画で商品を魅力的に見せることができるので、トラブルなく商品を販売できるやり方を見つけましょう!


インスタで販売するのは違法にはならない?

そもそもインスタで商品を販売するのは違法にならないか?商品の写真や動画コンテンツをインスタに投稿する上で、気になるところですよね。

ショッピング機能を使ったやり方では、違法になることはまずありません。ショッピング機能はインスタ側で審査を通過したユーザーしか使うことができないので、そもそも違法になる商品を販売しようとしても審査が通らないからです。

ではハンドメイド作品をDM上で支払い方法のやり取りなどして、販売する方法はどうかと言えば、これもオリジナルのハンドメイド作品であれば違法にはなりません。

DM上での支払い方法のやり取りをしても違法になるのは以下のものです。
・偽物(ブランドを語った模造品)
・麻薬
・動物
などが該当します。例えば、著作権が発生するアニメや漫画のキャラクターが描かれた商品を「自分の作品です」と名乗って販売したり、ペットなどの動物をDM上で売買したりすると違法になります。

著作権を侵害した場合には損害賠償が発生する事案になりかねません。偽物を販売しようとしたり、または購入しようとしたりなどはしないようにしましょう。知らずに販売してしまって違法だったなんてことがないように、先に知っておくことが大事です。


インスタで販売するやり方はこちら!

それでは改めてインスタでの商品を販売するやり方について解説しましょう。支払い方法を前述しているのでご存知の方も多いかもしれませんが、商品を販売する場合のやり方は2種類に分けられます。

ショッピング機能を使うやり方

インスタといえば、代表的なものはショッピング機能を使う販売のやり方です。簡単にショッピング機能を使う方法について解説します。まずFacebookのアカウントを個人からプロアカウントにし、インスタと連携、そしてインスタのプロフィールからショッピング機能を申請することができます。申請したら審査が始まり、ショッピング機能を使ってよいか、インスタの運営側から許可が出たら使用することができます。

インスタでショッピング機能の審査が通ると、商品タグを使うことができるようになります。商品タグを使うことで、商品写真にリンクをつけ、「この商品を購入する」という青いアイコンが表示されるようになります。ユーザーとしてはリンクをタップするだけで買いたい商品のショッピングサイトに遷移することができるので、ユーザーとしてもとても便利な購入のやり方です。


DMでやり取りするやり方

前述しましたが、ハンドメイド作品を販売する方がよくやる販売方法です。やり方としては商品の写真や動画コンテンツをアップし、キャプションに「購入希望者はDMください」と書いておき、DMを誰でも送れるよう公開設定にしておくだけです。意外とネットショップをまだ持っておらず、個人で販売している方はこのやり方で商品を販売していることが多く見受けられます。

ただしこのやり方は、インスタが推奨しているショッピング機能ではありません。あくまでショッピング機能を使わない方法で、インスタが取り締まっている対象ではないので、やり方の1つとしてご紹介させていただきました。振込方法や住所などのやり取りが発生するやり方なので、トラブルにならないよう注意が必要です。

以上、インスタで商品を販売するやり方を2種類ご紹介させていただきました。せっかくあなたの商品を販売する上で、無用なトラブルは避けたいですよね。上記のやり方を知りつつ、あなたの販売方法に合ったやり方を選んでください。


インスタ販売でトラブルになることも!?

意外とSNSなどの口コミでも多いのは、インスタなどのSNSで商品を販売していたらトラブルになったというものです。実際に商品販売でトラブルになったというものは、どういったものがあるのでしょうか?口コミで多かったものをご紹介します。

インスタ映えの写真による「これじゃない」

インスタ映えする写真を公開するのは悪いことではありません。商品自体を魅力的に映すのは企業努力としても皆さん行っていると思うのですが、実際の商品とかけ離れたものになってしまうこともあるでしょう。フリマアプリの口コミでも「未使用」と書いてあったものが実際使用済みだったなんて例もありますよね。

インスタで写真を公開する上では「インスタ映え」するようにキレイに商品を見せることも大事ですが、ありのままのことを伝えるのも大事です。実際に商品を販売していて、「思っていたものとイメージが違う!」というクレームがきた例は多く見受けられました。写真と違う!ということをなるべく避けるため、キャプションや説明文に注釈をつけるなど、注意が必要ですね。

納期遅れ

これは先程前述したDMでハンドメイド作品を販売している中で多いトラブルです。作品の納期が遅れてしまい、「だったら購入しない。返金してほしい」などユーザーからクレームがつく例です。ハンドメイドだとどうしても手を動かしたり、作る人も限られている関係で、納期を遵守できないこともあります。納期についてはクレームになることが非常に多いトラブルです。

急な商品のキャンセル

これもハンドメイド作品で多いクレームですが、急に商品をユーザー側がキャンセルするというトラブルです。ハンドメイド作品は、人に合わせて制作をしていることもあります。丁寧にヒアリングをして、お客さまのために商品を作っていたのに、それが急遽キャンセルされてしまうというトラブルが起こったことがあるようです。DMで商品を販売するときは、急な商品キャンセルは受け入れられないことを注釈にするなど必要なようです。

転売

フリマアプリで多く見られる転売ですが、実際にはSNSで商品を販売する以上は避けられないトラブルのようです。ショッピング機能を使って商品を販売していても、ましてハンドメイド作品を他のアプリで料金を上乗せして販売するというトラブルが起こることもあるようです。

以上、インスタで商品を販売した時に起こったトラブルについてご紹介をさせていただきました。あくまでここでご紹介したのはSNSなどの口コミでのトラブルです。この他にも商品を販売する以上、何かしらトラブルがあるかとも思いますが、なるべくトラブルを避けるよう商品販売のやり方について工夫する必要がありますね。

ここまででインスタでの商品販売のやり方、支払い方法、トラブルなどを解説させていただきました。インスタは商品を販売する上で、写真や動画などのわかりやすいコンテンツでマーケティングにも活用しやすいツールです。折角なので正しいやり方で活用していきましょう!


おすすめの記事