船や海軍用語を学ぶ際に「甲板」という言葉は必ず登場します。しかし、読み方や具体的な意味、役割を正確に理解している人は意外と少ないかもしれません。本記事では、「甲板」の正しい読み方から意味、種類や使われ方まで詳しく解説します。

1. 甲板とは

1-1. 基本的な意味

甲板とは、船の上部にある平らな構造物で、船員や乗客が歩いたり、荷物を置いたりする部分を指します。建物でいうと床の役割を果たす部分であり、船の構造上欠かせない要素です。

1-2. 読み方

「甲板」の読み方は「かんぱん」ではなく「かんぱん」と混同されやすいですが、正しくは「かんぱん」ではなく **「かんぱん」ではなく「こうはん」** です。船舶や海事関係の文献では「こうはん」と読むのが正式です。

1-3. 語源・由来

「甲」は「上部」「優れたもの」を意味し、「板」は文字通り板状の構造物を意味します。つまり、船の上層にある板状の部分という意味で「甲板」と呼ばれるようになりました。

2. 甲板の種類

2-1. 主甲板(メインデッキ)

船の最上部にある主要な甲板を指します。乗客や船員が日常的に歩く部分で、船体の強度を支える重要な役割も果たします。

2-2. 上甲板(アッパーデッキ)

主甲板の上に設けられる甲板で、展望スペースや指揮所が置かれることがあります。大型船や客船では上層デッキとも呼ばれ、乗客の移動や観光にも利用されます。

2-3. 下甲板(ロワーデッキ)

船体の下部に位置する甲板で、貨物や装備の保管、船員の生活空間として使用されます。戦艦や貨物船では重要な作業スペースとして機能します。

2-4. 船尾・船首甲板

船の前方(船首)や後方(船尾)にある甲板です。船首甲板にはアンカーや錨の操作設備があり、船尾甲板には舵やエンジン操作設備が配置されることが多いです。

3. 甲板の用途・役割

3-1. 歩行・移動の場として

甲板は船員や乗客が安全に移動できる通路としての役割があります。船の上下移動や荷物の運搬にも使われます。

3-2. 操作・指揮の場として

上甲板には操舵室や指揮所が置かれることが多く、船の航行や操作の中心となる場所です。軍艦や大型船では戦術指揮の場としても重要です。

3-3. 作業・作戦の場として

貨物船や軍艦では、甲板上で貨物の積み下ろし、砲撃や装備操作などが行われます。安全性を確保しつつ効率的な作業を行うため、設計が工夫されています。

4. 甲板の構造と材質

4-1. 木製甲板

古くは木製の板を敷き詰めた甲板が一般的でした。耐久性や滑り止め、防水性のために特定の木材が使われることが多く、趣ある船舶デザインの特徴です。

4-2. 金属製甲板

現代の船舶では鋼鉄やアルミニウムが用いられます。耐久性が高く、重量負荷にも強いため、貨物船や軍艦で広く採用されています。

4-3. 複合材甲板

高性能プラスチックや合成樹脂を用いた複合材の甲板もあります。軽量で耐久性が高く、メンテナンスが容易なことから、一部のクルーザーやレジャーボートで使われます。

5. 甲板に関する表現・関連用語

5-1. デッキ

「甲板」は英語で「deck」と呼ばれます。日常会話では「デッキ」と言うこともあります。

5-2. 上甲板・下甲板

上層の甲板をアッパーデッキ、下層の甲板をロワーデッキと呼び、用途や設計に応じて区別されます。

5-3. 甲板作業

船上での作業全般を指す場合があります。荷物の積み下ろし、航海設備の操作、軍事行動などが含まれます。

6. まとめ

甲板とは船の上部にある板状の構造物であり、歩行や移動、作業、指揮など多くの役割を持っています。「こうはん」と正しく読むことが重要で、船舶の種類や設計に応じて多様な甲板が存在します。木製や金属製、複合材など材質の違いによって機能性も異なります。船の理解や海事用語の学習において、甲板は基本かつ重要な要素です。

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