「脊髄(せきずい)」という言葉は、医療や生物学の分野だけでなく、ニュースや健康情報でもよく登場します。しかし、普段はあまり意識されないため、正しい読み方や役割を理解している人は意外と少ないかもしれません。この記事では「脊髄」の読み方や意味、体における役割について詳しく解説します。
1. 「脊髄」の正しい読み方
「脊髄」は「せきずい」と読みます。
・「脊」=せき
・「髄」=ずい
と読み、あわせて「せきずい」となります。
2. 「脊髄」の基本的な意味
脊髄とは、中枢神経系の一部で、脳と体をつなぐ重要な神経の束を指します。背骨(脊柱)の中を通り、脳からの指令を体に伝え、体からの感覚を脳に送る役割を担っています。
3. 脊髄の役割
3-1. 情報伝達
脳からの運動指令を筋肉に伝えると同時に、皮膚や内臓からの感覚を脳に送る。
3-2. 反射機能
脳を経由せず、脊髄だけで反応する「反射」を担う。
例:熱いものに触れたときに、無意識に手を引っ込める。
4. 「脊髄」を使った例文
・「脊髄の損傷は全身の運動機能に影響する」
・「脊髄反射のおかげで瞬時に危険を避けられる」
・「彼は脊髄の働きを研究している」
5. 「脊髄」と関連する言葉
5-1. 脊柱
脊髄を守る背骨のこと。
5-2. 脳髄
脳の中心部分を指す言葉。
5-3. 中枢神経
脳と脊髄を合わせた神経系。体のすべての機能を統括する。
6. 類語・関連表現
・せきずい(かな書き)
・spinal cord(英語表現)
・神経の束
7. まとめ
「脊髄」は「せきずい」と読み、脳と体をつなぐ重要な神経の束を指します。情報伝達や反射を担う重要な器官であり、損傷すると運動機能や感覚に深刻な影響を及ぼします。医学や健康の文脈だけでなく、正しい読み方と意味を知っておくことで、理解が深まります。