英語の副詞「absolutely」は日常会話やビジネスシーンで頻繁に使われますが、正しい意味やニュアンスを理解して使いこなしている人は意外と少ないです。本記事では「absolutely」の意味、使い方、類語、例文を丁寧に解説します。
1. absolutelyの基本的な意味
1.1 absolutelyの辞書的定義
「absolutely」は「完全に」「全く」「間違いなく」といった意味の副詞で、物事の程度や確信を強調します。英語の中でも強い肯定や断定を表す語として使われ、肯定文や応答でよく用いられます。
1.2 absolutelyの語源
「absolutely」はラテン語の「absolutus（解放された、完全な）」に由来し、「ab（離れて）」＋「solvere（解く）」が語根です。つまり「完全に解き放たれた」というニュアンスから「完全に」「絶対的に」の意味へ変化しました。
2. absolutelyの使い方と文法的特徴
2.1 肯定の強調
「absolutely」は肯定文で使い、「完全にそうだ」「全く間違いない」という強い肯定の意味を持ちます。例えば、「I absolutely agree.（私は全く同意します）」などです。
2.2 否定文での使用
否定文では「全く～ない」という意味で使われ、「I am absolutely not interested.（私は全く興味がありません）」のように、否定の強調にも使われます。
2.3 質問や返答での使い方
質問に対して「Absolutely!」と返答することで「もちろんです！」「全くその通りです！」という肯定的な返事になります。カジュアルからフォーマルまで幅広く使えます。
3. absolutelyの類語とニュアンスの違い
3.1 completelyとの違い
「completely」も「完全に」を意味しますが、「absolutely」は「断固として」「間違いなく」といった強い確信を伴うことが多いです。一方「completely」は物理的・数量的な完全性を強調する場合に使われやすいです。
3.2 totallyとの違い
「totally」は「全く」「完全に」と「absolutely」とほぼ同じ意味ですが、カジュアルな印象が強く、友人間の会話でよく使われます。「absolutely」はややフォーマルな場でも違和感なく使えます。
3.3 definitelyとの違い
「definitely」は「間違いなく」「確かに」を意味し、未来の予定や意思表示で使われることが多いです。「absolutely」はそれよりも強い肯定感を持つことが多いです。
4. absolutelyを使った例文
4.1 肯定的な例文
She is absolutely right about the situation.
（彼女はその状況について完全に正しい）
I absolutely love this movie.
（私はこの映画が本当に大好きです）
Absolutely, I will help you with the project.
（もちろん、プロジェクトを手伝います）
4.2 否定的な例文
I am absolutely not going to attend the meeting.
（私は全くその会議に参加しません）
This is absolutely not acceptable.
（これは全く受け入れられません）
He is absolutely not the person we are looking for.
（彼は全く私たちが探している人物ではありません）
5. absolutelyの使い方のポイントと注意点
5.1 強調しすぎに注意
「absolutely」は非常に強い断定を表すため、ビジネスやフォーマルな場面で乱用するとやや大げさに聞こえることがあります。適度な使用を心がけましょう。
5.2 慣用表現としての使い方
「Absolutely not!」や「Absolutely right!」などのフレーズは決まった表現として覚えておくと便利です。ネイティブはよく使いますが、使いどころを間違えると不自然に聞こえることもあります。
6. absolutelyに関するよくある質問
6.1 absolutelyの発音は？
発音は「æb-sə-ˌluːt-li」や「æb-sə-ˈluːt-li」で、強勢は通常「luːt」に置かれます。カタカナ表記では「アブソルートリー」に近いです。
6.2 absolutelyはどんな場面で使うべき？
強調や断定をしたいときに使います。日常会話、ビジネス、スピーチ、メールなど幅広く使えますが、あまりに多用すると信頼感を損なう場合もあるため注意が必要です。
7. まとめ
「absolutely」は「完全に」「全く」「間違いなく」を意味し、肯定や否定を強調する副詞です。類語とのニュアンスの違いを理解し、適切な場面で使い分けることで、英語表現に深みが生まれます。正確な意味と使い方を押さえて、自然で説得力のある英語コミュニケーションを目指しましょう。
